甦る15年前の悪夢――。5月5日はインテルにとって「屈辱の日」

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年05月05日

13年ぶりのスクデットが目前で…。

スクデットが目前で夢と消えたインテルには非難の嵐が……。とりわけ絶不調で無得点に終わったロナウドが槍玉に上げられた。(C)REUTERS/AFLO

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 5月5日はインテルにとって「屈辱の日」だ。この日を忘れられないインテリスタ(インテル・ファンの愛称)も多いだろう。話は15年前に遡る。
 
 2001-02シーズン、セリエAのスクデット争いは、史上稀に見る大混戦となっていた。最終節(当時は34節)を迎え、首位インテル(勝点69)、2位ユベントス(同68)、そして3位ローマ(同67)の3チームに優勝の可能性があったのだ。
 
 勝てば13シーズンぶりの優勝が決まるインテルは、敵地オリンピコでラツィオと対戦。スタンドの7割近くをインテリスタが埋め尽くし、宿敵ローマの2連覇を阻止したいラツィオのサポーターまでもがインテルに声援を送るという、異様な雰囲気の中でキックオフの笛が鳴った。
 
 序盤からペースを握ったインテルは、アルバロ・レコバのFKをGKがファンブルしたところをFWクリスティアン・ヴィエリが詰めて、12分に先制する。20分に追いつかれたものの、その4分後には再びレコバのCKからMFルイジ・ディ・ビアージョが勝ち越し点。スタジアムは優勝が決まったかのようなお祭りムードとなった。
 
 ところが、前半終了間際に左SBウラティスラフ・グレスコの不用意なバックパスをカレル・ポボルスキに拾われて同点にされると、流れが一変する。55分にディエゴ・シメオネにあっさり逆転ゴールを許すと、シモーネ・インザーギにも豪快なヘッドを浴びて万事休す。
 
 2-4で敗れた試合後、インテルのエクトル・クーペル監督は、「なぜこのような結果になってしまったのかわからない」と力なく語った。
 
 結局、インテルは3位に転落し、敵地でウディネーゼを2-0で下したユベントスが26回目のスクデットを獲得。最後の6試合を全勝し、6ポイント差をひっくり返す大逆転劇だった。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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