[J1リーグ9節]FC東京1-0広島/4月30日/味スタ
J1リーグ9節のFC東京対広島が30日、味の素スタジアムで行なわれ、FC東京が1-0で勝利した。
ホームのFC東京は、髙萩洋次郎や東慶悟が上手くボールを受けて起点になり、左サイドバックの太田宏介がオーバーラップを仕掛けて攻撃に厚みを付けた。前半終了間際には、その太田がバー直撃の直接FKを放つなど、惜しいチャンスも作ってハーフタイムを迎えた。
一方の広島は、ウイングバックの柏好文がキレのあるドリブル突破を連発し、主にサイドからチャンスメイク。後半に入ると、CFの工藤壮人もギアを上げ、エリア内でDFふたりをかわしてシュートにつなげるなど、可能性を感じさせるプレーを披露した。
両チームともハードワークする拮抗した展開が続くなか、先制したのはFC東京だった。迎えた68分、太田のCKを前田遼一が競り勝ってファーサイドに流し、走り込んだ丸山祐市が右足でねじ込んだ。
結局、この1点が決勝点になり、FC東京が勝利。2試合連続のクリーンシートで勝点を16に伸ばし、暫定2位に浮上した。決勝点の丸山はJ1初ゴール。「素直に嬉しかったです。それだけです」と笑顔で語った。
敗れた広島は今季6敗目。順位は降格圏に沈む16位のままで、泥沼から抜け出せずにいる。