[J１リーグ９節]大宮 １-０ 浦和／４月30日／NACK

　J１リーグは４月30日、９節の９試合を開催。NACK５スタジアム大宮では大宮アルディージャ対浦和レッズのさいたまダービーが行なわれ、大宮が１-０で勝ち、今季初勝利を飾った。
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　試合は立ち上がりから浦和がボールを支配。長短のパスを織り交ぜたテンポの良い攻撃で大宮ゴールに迫る。

　しかし自陣にブロックを構えた守備で浦和の攻撃を凌いでいく大宮も次第にカウンターから反撃を開始。22分には長谷川のパスを受けた瀬川がターンから抜け出し決定機を迎える。だがシュートはGK西川のファインセーブに阻まれゴールならず。31分にも長谷川のラストパスから渡部が右足で狙うも、惜しくも枠を外れた。

　浦和はサイドからの崩しで大宮を自陣に追い込むが、なかなか決定機を作れない。

　大宮は前半終了間際にも和田がペナルティエリア内からフリーで決定的なシュートを放ったが、ゴール右に外れゴールならず。前半は０-０で終了した。

　後半、浦和は柏木に代えて青木を投入。大宮も長谷川に代えて大山を投入してスタートする。

　後半もポゼッションで勝る浦和に対して、大宮が粘り強い守備からカウンターを仕掛ける展開。そして大宮は攻勢に出た63分、江坂からのスルーパスに抜け出た茨田がペナルティエリア内に進入。そのまま右足を振り抜くと、シュートはGK西川のニアサイドを破り、ゴールネットを揺らした。大宮が今季３得点目となる先制点をゲットする。

　その後は反撃に打って出る浦和の猛攻に晒された大宮だが、これをGK塩田を中心になんとか凌いでいく。84分には、浦和の森脇のクロスに駒井が合わせるが、これは枠を外れる。89分にも駒井の折り返しのパスにR・シルバが合わせるも、これも枠に飛ばず。
　
　結局、大宮は最後まで浦和の猛攻を耐え凌ぎタイムアップ。最下位に低迷する大宮が今季初勝利を飾った。

　勝点３を加えた大宮だが、順位は最下位と変わらず。この勝利をなんとか浮上のきっかけにしたいところだ。一方の浦和は敗れはしたものの、今節の首位は変わらず。