コンビネーションは芸術の域! 欧州唯一の“二桁ゴール・カルテット”に注目だ

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年04月27日

4人で57ゴールを叩き出す。

セリエAで得点数トップを誇るナポリ。ハムシク(右端)を起点にメルテンス(左端)、インシーニェ(中央)らがゴールに迫る華麗な攻撃が持ち味だ。(C)Getty Images

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 欧州5大リーグで唯一、4人の選手が二桁ゴールを決めているチームがある。セリエA最多得点(77点)を誇るナポリだ。
 
 ドリース・メリテンス(22点)、ロレンツォ・インシーニェ(14点)、ホセ・マリア・カジェホン(10点)の3トップに加え、ゲームメイクもこなすMFマレク・ハムシク(11点)が10得点以上を記録。4人で叩き出した57ゴールは、チーム総得点の約4分の3を占める。
 
 特筆すべきは、得点ランク5位につけるメルテンスだ。169センチと小柄でウイングが本職ながら、主砲アルカディウシュ・ミリクの故障により、シーズン途中にセンターフォワードへコンバート。巧みなポジショニングと抜群のシュートテクニックを武器に、ゴールを量産している。1シーズンに3度のハットトリック達成(うち1回は4得点)は、見事というほかない。
 
 そのメルテンスを中央に、右にカジェホン、左にインシーニェと並ぶトリデンテが流動的に動き、ハムシクの正確なミドルパスを引き出して一気にゴールに迫る。その流れるような連携は、もはや芸術の域だ。
 
 しかし、この欧州屈指の攻撃カルテットは、今シーズンで見納めになるかもしれない。この特大の活躍により、メルテンスが引き抜かれる可能性が小さくないのだ。すでに、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、インテルなど複数のメガクラブが興味を示している。
 
 シーズンは残り5試合。現在3位のナポリは、チャンピオンズ・リーグのストレートインの権利(2位以内)の確保が目標だ。勝点差4で追う2位ローマを追い抜くためには、4人の得点力が不可欠になることは言うまでもないだろう。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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