4月11日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ準々決勝・第1レグで、ユベントスは強敵バルセロナをホームで迎え撃つ。
2シーズン前には決勝で対峙して1-3で敗れたユーベにとっては、雪辱の意味合いもあり、また1995-96シーズン以来3度目の欧州制覇に向けて、ヤマ場を迎えることとなった。
「良いパフォーマンスを見せられるよう、しっかり準備をしなければならない。105パーセントの状態でキックオフを迎えたいと思う」
このように、ユーベの公式サイトに意気込みを語ったのは、MFファン・ギジェルモ・クラドラードだ。抜群の突破力を誇るコロンビア人サイドアタッカーは、世界中のサッカーファンが注目するであろう大一番を心待ちにしている。
「ホームの大サポーターの後押しを受けながら1戦目に臨めるなんて、ファンタスティックだ。全てを出し切って、絶対に勝たないとね」
そのためには?
「攻守で完全なプレーを見せることが必要になる。決勝戦を戦うようにね。バルサはワールドクラスのFWを揃えているから、我々はしっかりとした組織で対抗しなければならない。できるだけミスを少なくし、チャンスを作ってしっかり活かしていきたい」
バルサといえば、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールによる前線トリオ「MSN」は世界最高の破壊力を誇るといわれるが、クアドラードは、パウロ・ディバラ、ゴンサロ・イグアイン、マリオ・マンジュキッチというユーベが誇る攻撃トリオも全く負けていないと主張する。
「どちらかを選べと言われたら、チームメイトのほうを選ぶね」
この3人の良さを、彼は以下のように説明する。
「ディバラはマンジュキッチよりも良い選手だ。そして、マンジュキッチはディバラよりも良い選手。つまり、みんなそれぞれが違う良さを持っていて、それをチームに持ち込むことで、ユーベを強力な集団にしている」
「お互いのために最後まで全力で戦うファミリー」とクアドラードが形容するユーベがバルサを倒すことができるかは大きな興味だ。そして、彼が絶賛する攻撃の3人「DHM」とMSNの対決も、である。