現地時間３月15日、ミランは公式サイトで本田圭佑がインフエンザで同日のトレーニングを欠席したことを発表した。
 
　今シーズンは開幕から完全バックアッパーに甘んじ、ここまで95分間の出場にとどまっていた本田。しかし、３月19日のジェノア戦に向けては、スソが怪我、カルロス・バッカが出場停止と前線が駒不足に陥ったため、13日と14日の練習では右ウイングで試されていた。スタメンはともかく途中出場のチャンスはこれまで以上に高まっていただけに、無念のトレーニング欠席となった。
 
　もちろん、日本代表への影響も懸念される。３月16日午後には、ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のUAE戦（３月23日）とタイ戦（３月28日）に臨む招集メンバーが発表されるからだ。
 
　ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、以前から所属クラブで出場機会の少ない欧州組の苦境を懸念。とくに2017年の出番がわずか１分間と、主力ではもっとも苦しい立場にある本田に関しては、３月14日にイタリアで「指揮官から選外メールが送られた」と報じられるなど、ついに“エース外し”を決断するのではと言われていた。そんな中でのインフルエンザ発病だけに、本田にとっては文字通りの“泣き面に蜂”だ。
 
　公式戦をこなしていないため試合勘に欠け、さらにコンディションも不良……。日本代表の中では屈指の実績とメンタルの強さを持つ本田だが、ハリルホジッチ監督もさすがに今回は招集を見送るか。
 
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