バルサ贔屓の現地紙はサンパオリを推す。
現地時間3月1日のスポルティング・ヒホン戦(6-1で勝利)後、バルセロナの指揮官ルイス・エンリケが、今シーズン限りでの退任を発表した。
「私は来シーズン、監督としてバルセロナには戻らない。決断を急ぐ必要はないと言われていたが、そのときが来た。非常に難しい決断だったが、いまの私には休息が必要だった。忘れられない3年間だ。クラブに感謝したい」
試合後の記者会見で唐突にバルサでの指揮の終焉を発表したL・エンリケ。就任1年目でクラブ史上2度目となる3冠を達成し、2年目の昨シーズンもリーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイ、さらにはクラブワールドカップも制していた。
勝率75パーセントというジョゼップ・グアルディオラに次ぐクラブ史上2番目の好成績を収めていた指揮官の退任を受け、早くも後任人事が話題となっている。
バルサ贔屓で知られる現地紙『ムンドデポルティーボ』が、最も相応しいとしているのが、現在セビージャで指揮を執っているホルヘ・サンパオリだ。
同紙は「サンパオリは勇敢で、人格者だ。『メッシを指導してみたい』という想いを隠してはいないし、その手腕をイニエスタも称賛している」と、攻撃的なサッカーを信望するアルゼンチン人指揮官がバルサにフィットするとした。
英国メディア『SKYスポーツ』では、スペインサッカーに詳しいギレム・バラゲ記者が現在トッテナムを指揮するマウリシオ・ポチェティーノがバルサに馴染むと推薦している。
ポチェティーノは現役時代にヨーロッパで初めてプレーしたのが、バルサのライバルクラブでもあるエスパニョールであり、いまやプレミアリーグでも指折りと言われる指導者キャリアをスタートさせたのもエスパニョール。つまり、バルセロナの街に結びつきの強い人物なのだ。
バラゲ記者は「ポチェティーノはバルセロナに多くのファンを抱えているということを理解している」とし、今もバルセロナに家を保有していることなどもポイントとして挙げた。
そのバラゲ記者が2番手としたのが、バルサOBで現在はエバートンの指揮官を務めているロナルド・クーマンだ。クーマンは1989~95年にかけて、バルサでヨハン・クライフの薫陶を受け、『ドリームチーム』の一員として活躍。クラブの攻撃的なフィロソフィーを十分に熟知しているオランダ人指揮官である。バラゲ記者は「バルサを指揮するためにはいかにクラブを理解するかが鍵」とし、以下のコメントを残している。
「ホルヘ・サンパオリは自らをプッシュしていたが、私がクラブに質問してもサンパオリは『違う』と言う。なぜなら、バルサはクラブを理解していて、クラブOB、あるいはクラブに近い場所にいた人を求めている。もちろんロナルド・クーマンがそうだ。エウゼビオ・サクリスタンはレアル・ソシエダと契約延長を果たしたばかり。リストの最上位にはローラン・ブランか、エルネスト・バルベルデが来る可能性もあるね」
同記者は、クラブOBという点で、アスレティック・ビルバオのエルネスト・バルベルデやパリSG前監督のローラン・ブラン、R・ソシエダのエウゼビオ・サクリスタンという指揮官たちもリストアップされているとした。
「私は来シーズン、監督としてバルセロナには戻らない。決断を急ぐ必要はないと言われていたが、そのときが来た。非常に難しい決断だったが、いまの私には休息が必要だった。忘れられない3年間だ。クラブに感謝したい」
試合後の記者会見で唐突にバルサでの指揮の終焉を発表したL・エンリケ。就任1年目でクラブ史上2度目となる3冠を達成し、2年目の昨シーズンもリーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイ、さらにはクラブワールドカップも制していた。
勝率75パーセントというジョゼップ・グアルディオラに次ぐクラブ史上2番目の好成績を収めていた指揮官の退任を受け、早くも後任人事が話題となっている。
バルサ贔屓で知られる現地紙『ムンドデポルティーボ』が、最も相応しいとしているのが、現在セビージャで指揮を執っているホルヘ・サンパオリだ。
同紙は「サンパオリは勇敢で、人格者だ。『メッシを指導してみたい』という想いを隠してはいないし、その手腕をイニエスタも称賛している」と、攻撃的なサッカーを信望するアルゼンチン人指揮官がバルサにフィットするとした。
英国メディア『SKYスポーツ』では、スペインサッカーに詳しいギレム・バラゲ記者が現在トッテナムを指揮するマウリシオ・ポチェティーノがバルサに馴染むと推薦している。
ポチェティーノは現役時代にヨーロッパで初めてプレーしたのが、バルサのライバルクラブでもあるエスパニョールであり、いまやプレミアリーグでも指折りと言われる指導者キャリアをスタートさせたのもエスパニョール。つまり、バルセロナの街に結びつきの強い人物なのだ。
バラゲ記者は「ポチェティーノはバルセロナに多くのファンを抱えているということを理解している」とし、今もバルセロナに家を保有していることなどもポイントとして挙げた。
そのバラゲ記者が2番手としたのが、バルサOBで現在はエバートンの指揮官を務めているロナルド・クーマンだ。クーマンは1989~95年にかけて、バルサでヨハン・クライフの薫陶を受け、『ドリームチーム』の一員として活躍。クラブの攻撃的なフィロソフィーを十分に熟知しているオランダ人指揮官である。バラゲ記者は「バルサを指揮するためにはいかにクラブを理解するかが鍵」とし、以下のコメントを残している。
「ホルヘ・サンパオリは自らをプッシュしていたが、私がクラブに質問してもサンパオリは『違う』と言う。なぜなら、バルサはクラブを理解していて、クラブOB、あるいはクラブに近い場所にいた人を求めている。もちろんロナルド・クーマンがそうだ。エウゼビオ・サクリスタンはレアル・ソシエダと契約延長を果たしたばかり。リストの最上位にはローラン・ブランか、エルネスト・バルベルデが来る可能性もあるね」
同記者は、クラブOBという点で、アスレティック・ビルバオのエルネスト・バルベルデやパリSG前監督のローラン・ブラン、R・ソシエダのエウゼビオ・サクリスタンという指揮官たちもリストアップされているとした。