マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの代理人が来シーズンの残留を強調した。現地時間２月２日に『ガーディアン』紙が報じている。
 
　ジョゼップ・グアルディオラ監督は、４-０と快勝した現地２月１日のウェストハム戦（プレミアリーグ23節）で、１月に加入したばかりのガブリエウ・ジェズスをスタメンに起用。すると、デビュー３戦目で初先発のチャンスを手にした19歳の逸材は、1ゴール・1アシストを記録した。
 
　グアルディオラ監督も試合後、「数年でより重要な選手になるはずだ」と、G・ジェズスとレロイ・ザネ、ラヒーム・スターリングのトリオがマンチェスター・Cの未来を担うと絶賛している。こうなると注目されるのが、エースとして君臨してきたアグエロの立場だ。グアルディオラ監督が完全にはアグエロに満足していないとの噂は絶えないのだ。
 
『テレグラフ』紙によると、グアルディオラ監督はアグエロの重要性を強調しつつも、プレミアリーグでの直近39得点のうち、６位以内のチームとの試合で決めたのは２得点だけと、ビッグマッチでのインパクトが弱いことに懸念を抱いているという。
 
　そのため、グアルディオラ監督が夏のアグエロ放出を考えるとの声もある。『ミラー』紙は、カリム・ベンゼマとアルバロ・モラタの去就が不透明なR・マドリーがアグエロ獲得に動くと報道。古巣のA・マドリーやユベントス、パリGSも関心を寄せていると伝えた。
 
　だが、アグエロの代理人エルナン・レゲラは、『ガーディアン』紙で「彼はとても、とても幸せだ。来シーズンもあそこにいる」と退団説を否定。G・ジェズスとのポジション争いを迫られたとしても、「ノー・プロブレム」だと一蹴した。
 
　昨年、マンチェスター・Cとの契約を2020年まで延長し、『テレグラフ』紙が、「移籍を考えていない」と報じているアグエロの去就。アルゼンチン代表ストライカーは、脚光を浴びる新星の存在をプレッシャーではなく、刺激に感じているのかもしれない。