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【指揮官コラム】鹿児島ユナイテッドFC監督 三浦泰年の『情熱地泰』|専用グラウンドはないけれど…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年01月31日

元々Jリーグとつながりが深かった鹿児島という地。

横浜FCとの練習試合で兄弟対決が実現!

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 この時期、数多くのJリーグチームが鹿児島へキャンプに訪れ、本番への準備をスタートさせている。
 
 我々も、奄美・指宿キャンプで広島、柏、横浜FCとJ1、J2との練習試合を組み、指宿キャンプ明けには市内でニューイヤーカップ鹿児島ラウンドを3試合戦う。磐田、熊本、北九州を相手に、カップを懸けた試合が行なわれる。
 
 鹿児島はこのキャンプ地誘致のために何年も努力をし、今ではJリーグクラブにとって鹿児島でキャンプができることは大きなステイタスであり、簡単ではないのである。
 
 僕も2005年から2009年の5年間、この1月の終わりから2月の始めにかけて清水と磐田のトレーニングキャンプを取材、視察に訪れていたという経験がある。
 
 我が地元、静岡のチームが鹿児島を拠点にしてシーズンをスタートさせていたことから縁を感じてしまうが、鹿児島の人は情熱もあり、サッカーが好きだ。そして他県から来た僕たち、取材陣に対しても本当に温かく受け入れてくれたのを覚えている。
 
 そんなJリーグとつながりの深かった鹿児島に、2016年シーズンからJリーグクラブが参戦したのである。それが我々のクラブ、鹿児島ユナイテッドFCだ。
 
 それまでの、シーズン前キャンプの拠点という位置づけから、地元に根ざしたJリーグクラブの誕生という本当に魅力のあるストーリーが、昨年からスタートされたのだ。
 
 ところが、キャンプでJリーグクラブが使うグラウンド施設を横目に、我々のチームには専用の練習場(施設)がまだない。
 
 人に貸すグラウンドは鹿児島県内、市内にもたくさんあるのだが、地元クラブは場所を変え、時間を変え、予約を入れてグラウンドを確保する。
 
 社長がGMが強化部長が、必死になって頭を下げてなんとか確保していく。1か月単位で練習場を押さえていくのである。鹿児島に入り、痛感したひとつのジレンマでもある。
 
 どんなことが起こっているのであろうか?
 
 それを理解するうえで、象徴的なニュースがテレビから流れていた。30日、清水エスパルスが鹿児島入りし、「キャンプイン」と放送されていた。なんと12回目(12年連続)だという。
 
 こうした事実からも分かるように、今のユナイテッドとエスパルス、あるいは他の既存Jクラブでは、鹿児島におけるJリーグクラブとしての歴史、知名度、認識度に明らかな差があるのは否めない。
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