今回も先制許したミラン。前半のうちに反撃を開始したが…。

第2節でシーズン初黒星を喫した相手であるナポリに雪辱はならず。2-4で敗れたこの時と比べ、内容は大きく改善されたが……。写真はクツカのゴール場面。 (C) Getty Images

警告:ミ=カラブリア(22分)、ソサ(26分)、ゴメス(51分)、バッカ(56分) ナ=メルテンス(12分)、ストゥリニッチ(38分)、トネッリ(46分)、カジェホン(82分) (C) SOCCER DIGEST
1月21日(現地時間)、セリエA第21節が行なわれ、ミランは1-2でナポリに敗れた。
ミランはCBのロマニョーリ、アンカーのロカテッリを出場停止で欠き、大きな不安を抱えて強敵をサン・シーロに迎えたが、序盤からアウェーチームの猛攻に苦しむ。
試合は6分に早くも動いた。カウンターから、右サイドでボールを受けたナポリのメルテンスが、中央にダイレクトでのノールックパスを送ると、これを受けたL・インシーニェが力強いシュートをゴール右隅に突き刺した。
あっさりと先制点を奪ったナポリは、さらにその3分後、やはりメルテンスが右サイドから絶妙のスルーパスを通し、抜け出したカジェホンが角度のないところからGKドンナルンマを破ってリードを広げる。
このコンビは、14分にも決定機を作るが、ここでは飛び出したドンナルンマのセーブに遭って3点目はならなかった。
ミランは相手の攻撃を封じるべくライン間を狭くし、人数をかけて素早いプレッシングを仕掛けるものの、ナポリはそれを正確なパスワークでかわし、最終ラインの裏を再三狙ってミラン守備陣に冷や汗をかかせる。
ナポリは29分、カジェホンのラストパスからメルテンスが抜け出してGKと1対1となる。しかし、ジャンプしてのダイレクトシュートはうまくミートせず、ドンナルンマに難なくキャッチされて、この決定的なチャンスを活かせなかった。
すると、徐々にミランが攻撃で効果的なプレーを見せるようになり、35分にはボナベントゥーラのクロスから、ソサがフリーでヘッド。シュートは枠をわずかに外れ、この決定機は活かせなかったものの、その後もミランは攻勢を維持する。
そして37分、相手陣内でのトネッリ→ジョルジーニョのパスをクツカがカットし、パシャリッチのパスを受けて追撃のゴールを決めた。
ハードワークによって1点を返したミランは、ここから守備においても効果を発揮するようになる。そしてそれが、良い攻撃にも繋がっていった。
後半、開始から攻勢に立ったのもミラン。1分も経たないうちに、アバーテのクロスからパシャリッチがヘディングシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。その直後にもミランはナポリをゴール前に釘付けにし、ソサが強烈なシュートを放った(GKレイナが好反応でセーブ)。
厳しいプレッシングを続け、相手選手の隙を見逃さないミランは、好位置で何度かボールを奪取してチャンスを得る。68分にはカウンターから、左でボナベントゥーラのパスを受けたバッカがカットインからシュートまで持ち込んだ(これもGKがセーブ)。
一方、後半の大部分の時間帯で守勢に立たされたナポリ。しかし、要所を締める守備で相手の決定的なプレーは最小限の回数に抑え、反撃の機会を窺う。
70分、ハムシクが自陣からドリブルで突き進んでソサをかわし、前方にスルーパスを通す。これを受けたメルテンスはGKと1対1となるも、前半同様にチャンスを活かせない。3分後にも好機を迎えたが、シュートまで持ち込むことができなかった。
対するミランは1点を求めて攻め続けたが、ナポリの守備ブロックを破れないままアディショナルタイムへ。95分、FKの場面でドンナルンマも攻め上がり、ヘディングシュートを放ったもののゴールには至らず、間もなくして試合終了の笛を聞いた。
16節のローマ戦(昨年12月12日)以来となる敗北を喫したミラン。しかし、一方的に攻め込まれた序盤から盛り返して主導権を奪い返したこと、そして強敵相手にも攻守で能動的な姿勢を保ち、良さを発揮した点は評価できる。
そして、最後に本田。この試合でも出番は訪れず、公式戦6試合連続で90分間をベンチで過ごすこととなった。試合展開のなかで「本田がいれば……」というような場面もなく、チーム内での厳しい立場は今後も変わらないようだ……。
ミランはCBのロマニョーリ、アンカーのロカテッリを出場停止で欠き、大きな不安を抱えて強敵をサン・シーロに迎えたが、序盤からアウェーチームの猛攻に苦しむ。
試合は6分に早くも動いた。カウンターから、右サイドでボールを受けたナポリのメルテンスが、中央にダイレクトでのノールックパスを送ると、これを受けたL・インシーニェが力強いシュートをゴール右隅に突き刺した。
あっさりと先制点を奪ったナポリは、さらにその3分後、やはりメルテンスが右サイドから絶妙のスルーパスを通し、抜け出したカジェホンが角度のないところからGKドンナルンマを破ってリードを広げる。
このコンビは、14分にも決定機を作るが、ここでは飛び出したドンナルンマのセーブに遭って3点目はならなかった。
ミランは相手の攻撃を封じるべくライン間を狭くし、人数をかけて素早いプレッシングを仕掛けるものの、ナポリはそれを正確なパスワークでかわし、最終ラインの裏を再三狙ってミラン守備陣に冷や汗をかかせる。
ナポリは29分、カジェホンのラストパスからメルテンスが抜け出してGKと1対1となる。しかし、ジャンプしてのダイレクトシュートはうまくミートせず、ドンナルンマに難なくキャッチされて、この決定的なチャンスを活かせなかった。
すると、徐々にミランが攻撃で効果的なプレーを見せるようになり、35分にはボナベントゥーラのクロスから、ソサがフリーでヘッド。シュートは枠をわずかに外れ、この決定機は活かせなかったものの、その後もミランは攻勢を維持する。
そして37分、相手陣内でのトネッリ→ジョルジーニョのパスをクツカがカットし、パシャリッチのパスを受けて追撃のゴールを決めた。
ハードワークによって1点を返したミランは、ここから守備においても効果を発揮するようになる。そしてそれが、良い攻撃にも繋がっていった。
後半、開始から攻勢に立ったのもミラン。1分も経たないうちに、アバーテのクロスからパシャリッチがヘディングシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。その直後にもミランはナポリをゴール前に釘付けにし、ソサが強烈なシュートを放った(GKレイナが好反応でセーブ)。
厳しいプレッシングを続け、相手選手の隙を見逃さないミランは、好位置で何度かボールを奪取してチャンスを得る。68分にはカウンターから、左でボナベントゥーラのパスを受けたバッカがカットインからシュートまで持ち込んだ(これもGKがセーブ)。
一方、後半の大部分の時間帯で守勢に立たされたナポリ。しかし、要所を締める守備で相手の決定的なプレーは最小限の回数に抑え、反撃の機会を窺う。
70分、ハムシクが自陣からドリブルで突き進んでソサをかわし、前方にスルーパスを通す。これを受けたメルテンスはGKと1対1となるも、前半同様にチャンスを活かせない。3分後にも好機を迎えたが、シュートまで持ち込むことができなかった。
対するミランは1点を求めて攻め続けたが、ナポリの守備ブロックを破れないままアディショナルタイムへ。95分、FKの場面でドンナルンマも攻め上がり、ヘディングシュートを放ったもののゴールには至らず、間もなくして試合終了の笛を聞いた。
16節のローマ戦(昨年12月12日)以来となる敗北を喫したミラン。しかし、一方的に攻め込まれた序盤から盛り返して主導権を奪い返したこと、そして強敵相手にも攻守で能動的な姿勢を保ち、良さを発揮した点は評価できる。
そして、最後に本田。この試合でも出番は訪れず、公式戦6試合連続で90分間をベンチで過ごすこととなった。試合展開のなかで「本田がいれば……」というような場面もなく、チーム内での厳しい立場は今後も変わらないようだ……。