世界中のサッカーファンが注目する12月18日のクラブワールドカップ決勝。はたしてブックメーカーはこのレアル・マドリーと鹿島アントラーズの一戦をどう見ているのか。
 
　英ブックメーカー大手の『ウィリアム・ヒル』社の勝敗オッズ（12月17日時点）は、以下の通りだ。
 
マドリー勝利：1.12倍
鹿島勝利：19.00倍
それ以外の結果（延長戦やＰＫ戦での決着）：8.50倍
 
　当然と言えば当然のオッズだが、鹿島勝利の19倍は思っていたほど高い数字ではないと言える。同社が昨年のラグビー・ワールドカップ、日本対南アフリカ戦で日本の勝利に付けたオッズは34倍だった。結果は周知の通りで、楽観的に見れば、ジャイアントキリングを起こしてもおかしくはない。

　さらに、「それ以外の結果」が意外にも低めの数字となった。最終的にはマドリーが勝つが、鹿島が堅守で粘り、90分で決着が付かないと見るファンが少なくないのかもしれない。
 
　では、スコア予想のオッズはどうだろうか。トップ３はこちらだ。
 
マドリーの３-０勝利：7.00倍
マドリーの２-０、４-０勝利：8.00倍
マドリーの１-０、４-１勝利：12.00倍
 
　ちなみに鹿島勝利のオッズでもっとも低いのは１-０または２-１の41倍。スコアの最高値は501倍で、「マドリーの10-０勝利」と「鹿島の５-１、５-２、６-２勝利」となっている。一攫千金を狙うなら乗ってみる手もありか。
 
　では、ファーストスコアラー（最初に得点を決める選手）は誰に人気が集まっているのか。こちらは予想通りの展開だ。両チームのトップ３を紹介しよう（カッコ内は試合の中で得点する倍率）。
 
【マドリー】
クリスチアーノ・ロナウド：3.25倍（1.44倍）
カリム・ベンゼマ：4.00倍（1.61倍）
アルバロ・モラタ：4.33倍（1.73倍）
 
【鹿島】
金崎夢生：13.00倍（3.75倍）
土居聖真：15.00倍（4.20倍）
赤崎秀平：17.00倍（4.75倍）
 
　得点絡みのオッズでは、C・ロナウドのハットトリック達成が7.50倍と現実的な数字に。一方、鹿島でもっともハットトリック達成に近いのは金崎と予想されており、オッズは251倍だ。
 
　最後に、日本テレビのクラブW杯深夜特番では、大久保嘉人選手が「マドリーの３-１勝利」、中田浩二氏が「鹿島の１-０勝利」、都並敏史氏が「マドリーの３-１勝利」、北澤豪氏が「鹿島の３-２勝利」、手越祐也さんが「マドリーの３-１勝利」と予想。マドリーのユニホームを着込んで登場したスペシャルゲストの明石家さんまさんは、「ホンマは３-０でレアルなんやろうけど……」と、スコアの明言を避けた。

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