手堅い内容の試合のなかでチャンスを創出していった欧州王者。

多くのチャンスを迎えながら決められずにいたC・ロナウドだが、最後の最後で決めた。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

【警告】ク=サンブエサ(22分) レ=ナチョ(90+1分)
(C) SOCCER DIGEST
[クラブW杯準決勝]クラブ・アメリカ 0-2 レアル・マドリー/2016年12月15日/横浜国際総合競技場
クラブワールドカップ準決勝、注目のレアル・マドリーが登場し、北中米カリブ王者のクラブ・アメリカを迎え撃った。
ガレス・ベイルこそ怪我で参加を見送ったものの、バロンドールを受賞したばかりのC・ロナウドをはじめ、そうそうたる顔ぶれを揃えて日本に到来したマドリーは、S・ラモスが欠場した以外は、現時点でのベストメンバーで重要な一戦に臨んだ。
試合は、互いにスペースを消し合い、激しくチェックを仕掛ける手堅い内容のものとなり、そのなかで時折、マドリーが良いかたちでボールを奪い、相手のファウルを受けて好位置でのFKを得るという展開が幾度か見られた。
マドリーのファーストシュートは6分、CKのクリアボールをL・バスケスがダイレクトボレーで合わせたが、枠を外れる。一方、クラブ・アメリカは11分、イバラの右からの折り返しをペラルタがダイレクトで合わせ、きわどいシュートを放った。
注目のC・ロナウドは10分に中盤からドリブルで持ち込んでのミドルで最初のシュート。決定的だったのは25分、カウンターからのL・バスケスのクロスを高い跳躍からのヘッドで合わせ、ゴールポストを叩いたプレーだ。
32分にはFKが壁にはね返されたところを左足で強烈なダイレクトボレーを放ち、34分にもL・バスケスとの狭い位置でのパス交換を経て、角度のない位置からシュートを放った。
しかし、いずれもゴールには至らず、試合はアディショナルタイムへ。スコアレスで終わると思われた矢先、クロースのスルーパスに反応したベンゼマがGKムニョスの頭上を抜くシュートでゴール右隅に決め、マドリーが先制点を奪った。
35分あたりから攻勢に立ち、相手ゴールに迫ったクラブ・アメリカにとっては痛恨の失点となった。
後半も堅い内容の試合が続くなか、C・ロナウドが60分、右サイドにスルーパスを通し、抜け出したL・バスケスの折り返しを受け、フリーでシュートを放つも、相手DFにブロックされてCKに逃げられた。
65分にはモドリッチの巧みなプレーからカルバハルが右サイドを抜け出し、絶好のクロスを上げるが、ベンゼマと被ったC・ロナウドのヘディングシュートはゴールに向かわず。これをモドリッチがアクロバティックなボレーで狙うも、枠を外れた。
28分にもマドリーは、L・バスケスの右からのマイナスの折り返しをモドリッチがダイレクトで合わせるなど、幾つものチャンスを作り出す。
対するクラブ・アメリカは、時間の経過とともに疲労の色が濃くなり、選手の動きが落ちたことで効果的な攻撃を仕掛けられないばかりか、危険なかたちでボールを奪われる場面も頻発する。時折、好機を得ても、プレーの精度を欠き、マドリーに脅威を与えられなかった。
マドリーは追加点こそ挙げられないものの、守備では危なげなく、攻撃では幾つもの好機を生み出しながら残り時間を過ごし、アディショナルタイムには交代出場のハメスのアシストを受け、C・ロナウドがダメ押しゴール。そして間もなく、試合終了の時を迎えた。
クラブワールドカップでは2年ぶり2度目の決勝進出を果たしたマドリー。12月18日、5度目の世界一を懸けて、鹿島アントラーズと対戦する。一方、クラブ・アメリカは決勝戦の前に、アトレティコ・ナシオナルとの3位決定戦に臨む。
【写真】クラブW杯を彩る美女サポーターたち
【クラブW杯PHOTO】マドリーがベンゼマ、C・ロナウドのゴールでクラブ・アメリカを撃破!
クラブワールドカップ準決勝、注目のレアル・マドリーが登場し、北中米カリブ王者のクラブ・アメリカを迎え撃った。
ガレス・ベイルこそ怪我で参加を見送ったものの、バロンドールを受賞したばかりのC・ロナウドをはじめ、そうそうたる顔ぶれを揃えて日本に到来したマドリーは、S・ラモスが欠場した以外は、現時点でのベストメンバーで重要な一戦に臨んだ。
試合は、互いにスペースを消し合い、激しくチェックを仕掛ける手堅い内容のものとなり、そのなかで時折、マドリーが良いかたちでボールを奪い、相手のファウルを受けて好位置でのFKを得るという展開が幾度か見られた。
マドリーのファーストシュートは6分、CKのクリアボールをL・バスケスがダイレクトボレーで合わせたが、枠を外れる。一方、クラブ・アメリカは11分、イバラの右からの折り返しをペラルタがダイレクトで合わせ、きわどいシュートを放った。
注目のC・ロナウドは10分に中盤からドリブルで持ち込んでのミドルで最初のシュート。決定的だったのは25分、カウンターからのL・バスケスのクロスを高い跳躍からのヘッドで合わせ、ゴールポストを叩いたプレーだ。
32分にはFKが壁にはね返されたところを左足で強烈なダイレクトボレーを放ち、34分にもL・バスケスとの狭い位置でのパス交換を経て、角度のない位置からシュートを放った。
しかし、いずれもゴールには至らず、試合はアディショナルタイムへ。スコアレスで終わると思われた矢先、クロースのスルーパスに反応したベンゼマがGKムニョスの頭上を抜くシュートでゴール右隅に決め、マドリーが先制点を奪った。
35分あたりから攻勢に立ち、相手ゴールに迫ったクラブ・アメリカにとっては痛恨の失点となった。
後半も堅い内容の試合が続くなか、C・ロナウドが60分、右サイドにスルーパスを通し、抜け出したL・バスケスの折り返しを受け、フリーでシュートを放つも、相手DFにブロックされてCKに逃げられた。
65分にはモドリッチの巧みなプレーからカルバハルが右サイドを抜け出し、絶好のクロスを上げるが、ベンゼマと被ったC・ロナウドのヘディングシュートはゴールに向かわず。これをモドリッチがアクロバティックなボレーで狙うも、枠を外れた。
28分にもマドリーは、L・バスケスの右からのマイナスの折り返しをモドリッチがダイレクトで合わせるなど、幾つものチャンスを作り出す。
対するクラブ・アメリカは、時間の経過とともに疲労の色が濃くなり、選手の動きが落ちたことで効果的な攻撃を仕掛けられないばかりか、危険なかたちでボールを奪われる場面も頻発する。時折、好機を得ても、プレーの精度を欠き、マドリーに脅威を与えられなかった。
マドリーは追加点こそ挙げられないものの、守備では危なげなく、攻撃では幾つもの好機を生み出しながら残り時間を過ごし、アディショナルタイムには交代出場のハメスのアシストを受け、C・ロナウドがダメ押しゴール。そして間もなく、試合終了の時を迎えた。
クラブワールドカップでは2年ぶり2度目の決勝進出を果たしたマドリー。12月18日、5度目の世界一を懸けて、鹿島アントラーズと対戦する。一方、クラブ・アメリカは決勝戦の前に、アトレティコ・ナシオナルとの3位決定戦に臨む。
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