ミラン指揮官が本田スタメンを示唆。ローマ戦で6試合ぶりの先発か?

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月12日

「本田は偉大なプロフェッショナル」と称えたモンテッラ。

クロトーネ戦ではFKから決勝点に絡んだ本田。指揮官が起用を示唆したローマ戦でも、プレータイムを得られるか? (C) Getty Images

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 ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が、12月12日(日本時間の13日5時キックオフ)のローマ戦(セリエA16節)で、本田圭佑を先発で起用することを示唆した。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙などイタリア複数メディアが伝えている。
 
 12月4日の15節クロトーネ戦で81分からピッチに立った本田は、左サイドハーフとして積極果敢なプレーでチームを活性化させると、86分に自らが得たFKでクロスを上げ、ジャンルカ・ラパドゥーラの決勝点に絡むなど好パフォーマンスを披露していた。
 
 12月11日のチーム練習で先発組に入るなどローマ戦での起用法に注目が集まっている背番号10について、前日会見でモンテッラ監督は、「本田はまたベンチスタートか? まさに先発させようと考えている今、この質問か。明日は起用しようと思っている」とコメントした。
 
 さらにミランの公式ツイッターでも、指揮官の本田に対するコメントが紹介されている。
 
「本田は偉大なプロフェッショナルで、素晴らしいクオリティーの持ち主。様々なポジションでプレーできる」
 
 また、モンテッラ監督は「無理をさせないと決めた。次の試合までに回復してくれることを願いたい」と、故障明けのジャコモ・ボナベントゥーラとカルロス・バッカの欠場を明らかに。インサイドハーフが主戦場だが、左ウイングもこなしてきた前者の招集外に加え、レギュラーのエムバイ・ニアングが調子を落としていることもあり、本田がこれまでの右ウイングではなく左ウイングで起用される可能性が高まったと、多くの現地メディアが伝えている。
 
 15節終了時点でミランは、ローマとは勝点32の2位タイで並んでいる。ローマとの直接対決は、3年間遠ざかっているチャンピオンズ・リーグ(セリエA3位以内)出場権を得るうえで、重要な一戦だ。

 右ウイングのポジションを争うスソの大ブレイクもあり、ここまでわずか89分間の出場時間しか得られおらず、スタメンは10月25日のジェノア戦(セリエA10節)のみと苦しんでいる本田は、ビッグマッチではたして本当に先発起用されるのか、そして指揮官に期待に応える活躍を見せられるのか。注目が集まる。
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