地元紙の見解は「クラシコ出場」で一致
12月3日に宿敵レアル・マドリーとのクラシコに臨むバルセロナに朗報だ。10月22日のバレンシア戦で右膝外側靭帯を部分断裂したアンドレス・イニエスタが、クラシコに出場できる可能性が高まっているという。
怪我をした直後の診断結果は、全治には6~8週間を要するというものだった。よって年内全休が濃厚で、復帰時期は年明けになるだろうと言われていた。
しかし、順調に回復を遂げたバルサのキャプテンは、すでに11月25日から全体練習にも加わっており、地元バルセロナの新聞、『スポルト』、『ムンド・デポルティボ』の両紙も「イニエスタはクラシコで復帰する」との見解で一致している。
「中盤を省きすぎる」
「バルサらしさがまるで感じられない」
この1か月、低調なパフォーマンスを見せるバルサに対しては、そうした批判の声が相次いだ。
「(攻撃を)急ぎすぎる面があるのはたしかだが、我々の哲学に変わりはない」
ルイス・エンリケ監督は会見でそう弁明しているものの、前節のレアル・ソシエダ戦ではポゼッションで相手を下回るなど、らしさが見られないのは事実だ。
だからこそ、中盤に落ち着きをもたらせる司令塔イニエスタの復帰は、バルサにとってとてつもなく大きな意味を持つ。そもそもバルサを襲った“魔の1か月”は、ちょうどイニエスタが離脱した10月末から始まっているのだ。
累積警告によって、クラシコの前に11月30日のコパ・デル・レイで“試運転”させるという指揮官の思惑は外れた。ぶっつけ本番での起用には少なくない不安もあるが、イニエスタなしで勝てるほど、いまのマドリーは簡単な相手じゃない。
周囲を輝かせながらみずからも眩い輝きを放つイニエスタ。現在の重苦しいムードを吹き飛ばし、チームを救えるのはこのキャプテンしかいない――。バルサの周辺はそんな雰囲気に包まれている。
怪我をした直後の診断結果は、全治には6~8週間を要するというものだった。よって年内全休が濃厚で、復帰時期は年明けになるだろうと言われていた。
しかし、順調に回復を遂げたバルサのキャプテンは、すでに11月25日から全体練習にも加わっており、地元バルセロナの新聞、『スポルト』、『ムンド・デポルティボ』の両紙も「イニエスタはクラシコで復帰する」との見解で一致している。
「中盤を省きすぎる」
「バルサらしさがまるで感じられない」
この1か月、低調なパフォーマンスを見せるバルサに対しては、そうした批判の声が相次いだ。
「(攻撃を)急ぎすぎる面があるのはたしかだが、我々の哲学に変わりはない」
ルイス・エンリケ監督は会見でそう弁明しているものの、前節のレアル・ソシエダ戦ではポゼッションで相手を下回るなど、らしさが見られないのは事実だ。
だからこそ、中盤に落ち着きをもたらせる司令塔イニエスタの復帰は、バルサにとってとてつもなく大きな意味を持つ。そもそもバルサを襲った“魔の1か月”は、ちょうどイニエスタが離脱した10月末から始まっているのだ。
累積警告によって、クラシコの前に11月30日のコパ・デル・レイで“試運転”させるという指揮官の思惑は外れた。ぶっつけ本番での起用には少なくない不安もあるが、イニエスタなしで勝てるほど、いまのマドリーは簡単な相手じゃない。
周囲を輝かせながらみずからも眩い輝きを放つイニエスタ。現在の重苦しいムードを吹き飛ばし、チームを救えるのはこのキャプテンしかいない――。バルサの周辺はそんな雰囲気に包まれている。