“敵”からも記念写真を頼まれるカズ、「助っ人論」を語る

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2016年11月21日

「試合中も日本語で指示していた」(カズ)。

周知のとおり、10代でブラジルに渡り、プロになったカズ。“海外組のパイオニア”の語る言葉には重みがある。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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流暢な日本語を話すパウリーニョ(14番)。審判とも問題なくコミュニケーションが取れるのは大きなメリットだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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「アトデ、チョット、シャシン、イイデスカ?」
 
 ミックスゾーンで取材を受けているカズが、すぐ側を通り過ぎるパウリーニョにポルトガル語で話しかけると、松本のボランチは流暢な日本語で返してきた。
 
「俺がポルトガル語で、(相手は)日本語でしゃべっていたね(笑)」
 
 報道陣に向けて笑顔を見せるカズは、続けてこう話す。
 
「そういうところが、彼が信用されてこうやって試合に出て、日本で成功する理由のひとつでもあると思いますよ。日本語を自分で覚えて、試合中もボランチのところから、日本語で指示していましたし。外国人で、言葉を覚えるのはすごく大事なことだと思う。みんな、見本にしてもらいたい」
 
 栃木、川崎、千葉、湘南、松本と、Jリーグで5クラブを渡り歩くパウリーニョについて言及しつつ、欧州でのプレーを目指す日本人選手に向けたアドバイスのようにも聞こえた。“海外組のパイオニア”が口にするからこそ、その言葉には重みがある。
 
 取材対応を終えたカズはもちろん、パウリーニョとの記念撮影に快く応じていた。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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