ここまで全公式戦9試合で6ゴールを記録しているのは見逃せない。
11月2日のCSKAモスクワ戦(CL4節)で眩い輝きを放ったのが、モナコのFWラダメル・ファルカオだ。
29分にクラウンダーのクロスに倒れ込みながら右足を合わせてチーム2点目を決めると、41分には反転しながらDFをかわして左足でネットを揺らす。2ゴールで3-0の勝利に大きく貢献した。ちなみにCLでゴールを決めたのは、10年2月17日のアーセナル戦以来、実に2450日ぶりだった(当時はポルトに所属)。
そのポルトとA・マドリーで2年連続のEL得点王に輝くなど、かつては欧州トップクラスの点取り屋として君臨した“エル・ティグレ”(ファルカオの愛称。虎の意)だが、近年はスポットライトを浴びる機会がめっきり減っている。
不運に見舞われたのはモナコ在籍時の13-14シーズンで、14年1月のフランス・カップで左膝前十字靭帯を損傷。手術を経て6か月半後に復帰を果たすもトップフォームを取り戻せず、14年夏に移籍したマンチェスター・U、その1年後に新天地を求めたチェルシーでも、度重なる故障の影響もあってほとんどインパクトを残せなかった。
モナコに復帰した今シーズンも、怪我ですでに二度戦列を離れている。しかし、ここまで出場した公式戦9試合(リーグ・アンが5試合、CLが2試合、CL予選3回戦が2試合)で、6ゴールを記録しているのは見逃せない。さらに前述のCSKAモスクワ戦では、今シーズン初の1試合2ゴールをマーク。身体のキレとともに、勝負強さを取り戻しつつある証拠だろう。
現在30歳と、まだまだ老け込む年齢ではない。あとは健康体さえ維持できれば、“ガラスの点取り屋”は完全復活を果たせるかもしれない。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
29分にクラウンダーのクロスに倒れ込みながら右足を合わせてチーム2点目を決めると、41分には反転しながらDFをかわして左足でネットを揺らす。2ゴールで3-0の勝利に大きく貢献した。ちなみにCLでゴールを決めたのは、10年2月17日のアーセナル戦以来、実に2450日ぶりだった(当時はポルトに所属)。
そのポルトとA・マドリーで2年連続のEL得点王に輝くなど、かつては欧州トップクラスの点取り屋として君臨した“エル・ティグレ”(ファルカオの愛称。虎の意)だが、近年はスポットライトを浴びる機会がめっきり減っている。
不運に見舞われたのはモナコ在籍時の13-14シーズンで、14年1月のフランス・カップで左膝前十字靭帯を損傷。手術を経て6か月半後に復帰を果たすもトップフォームを取り戻せず、14年夏に移籍したマンチェスター・U、その1年後に新天地を求めたチェルシーでも、度重なる故障の影響もあってほとんどインパクトを残せなかった。
モナコに復帰した今シーズンも、怪我ですでに二度戦列を離れている。しかし、ここまで出場した公式戦9試合(リーグ・アンが5試合、CLが2試合、CL予選3回戦が2試合)で、6ゴールを記録しているのは見逃せない。さらに前述のCSKAモスクワ戦では、今シーズン初の1試合2ゴールをマーク。身体のキレとともに、勝負強さを取り戻しつつある証拠だろう。
現在30歳と、まだまだ老け込む年齢ではない。あとは健康体さえ維持できれば、“ガラスの点取り屋”は完全復活を果たせるかもしれない。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部