11月１日（現地時間）、チャンピオンズ・リーグ（CL）はグループステージ第４節の８試合が欧州各地で行なわれた。
 
　今節で早くも決勝トーナメント進出を決めたのは４チーム。グループAのアーセナル、パリ・サンジェルマン、グループDのアトレティコ・マドリー、バイエルンだ。
 
　グループAの２試合はいずれも、劇的なかたちで勝敗が決した。序盤でホームのルドゴレツに２点を奪われたアーセナルは、ジャカ、ジルーのゴールで前半のうちに追い付き、試合終了の２分前、エジルが決めて勝ち越し。土壇場で格下から勝点３を奪った。
 
　パリSGはバーゼルを２-１で下したが、ムニエの決勝ゴールが決まった瞬間、時計の針は90分を指していた。
 
　ともに勝点を10に伸ばしたアーセナルとパリSGは、バーゼルとルドゴレツに９差をつけ、２試合を残して次ラウンド進出を決定。アーセナルは17シーズン連続、パリSGは５シーズン連続の16強入りである。
 
　グループDでは、A・マドリーがやはりアディショナルタイムに勝利を決めた。28分にグリエーズマンのゴールで先制するも２分後に同点とされ、以後、格下ロストフにゴールを奪えずにいたが、アディショナルタイム３分、グリエーズマンがホーム、ビセンテ・カルデロンに歓喜をもたらした。
 
　前シーズンのファイナリストは全勝をキープするとともに、３位PSVに早くも勝点11差をつけ、４シーズン連続でのグループステージ突破を決めた。
 
　一方、バイエルンはアウェーでPSVを撃破。先制されるも、エース、レバンドフスキの２ゴールで逆転し、勝点を９に伸ばして９シーズン連続の決勝トーナメント進出を果たしている。
 
　早くも決着したこれら２グループと対照的に、大混戦となっているのがグループB。ナポリとベジクタシュの首位攻防戦は、ともに終盤戦で点を取り合っての１-１に終わり、勝ったベンフィカが２位に浮上してきた。
 
　首位ナポリと最下位ディナモ・キエフとの勝点差は６であり、残り２節で大どんでん返しもあり得るだけに、今後も目が離せない。
 
　最後にグループC。バルセロナが３節まで全勝をキープし、前節はマンチェスター・シティを４-０で粉砕して圧倒的な強さを見せつけたが、今節は背水の陣で臨んできたライバルのリベンジを許した。
 
　これでバルサのグループステージ突破は次節以降に持ち越しとなり、４チームの勝点差も縮まった。今節はセルティックと引き分けたボルシアMGの頑張り次第では、残り２試合で波乱も期待できるかもしれない。
 
　CLグループステージ第４節の残り８節は、11月２日に行なわれる予定である。
 
◇グループA
ルドゴレツ ２-３ アーセナル
得点：ル＝カフー（12分）、ケシェル（15分）　ア＝ジャカ（20分）、ジルー（42分）、エジル（88分）
 
バーゼル １-２ パリ・サンジェルマン
得点：バ＝ズフィ（76分）　パ＝マテュイディ（43分）、ムニエ（90分）
 
順位
☆１位：アーセナル 勝点10
☆２位：パリSG 勝点10
３位：バーゼル 勝点１
４位：ルドゴレツ 勝点１
 
◇グループB
ベジクタシュ １-１ ナポリ
得点：ベ＝カレスマ（79分）　ナ＝ハムシク（82分）
 
ベンフィカ １-０ ディナモ・キエフ
得点：サルビオ（45＋２分）
 
順位
１位：ナポリ 勝点７
２位：ベンフィカ 勝点７
３位：ベジクタシュ 勝点６
４位：ディナモ・キエフ 勝点１
 
◇グループC
ボルシアMG １-１ セルティック
得点：ボ＝シュティンドル（32分）　セ＝デンベレ（76分）
 
マンチェスター・シティ ３-１ バルセロナ
得点：マ＝ギュンドアン（39・74分）、デ・ブルイネ（51分）　バ＝メッシ（21分）
 
順位
１位：バルセロナ 勝点９
２位：マンチェスター・C 勝点７
３位：ボルシアMG 勝点４
４位：セルティック 勝点２
 
◇グループD
アトレティコ・マドリー ２-１ ロストフ
得点：ア＝グリエーズマン（28・90＋３分）　ロ＝アズモン（30分）
 
PSV １-２ バイエルン
得点：P＝アリアス（14分）　バ＝レバンドフスキ（34・74分）
 
順位
☆１位：A・マドリー 勝点12
☆２位：バイエルン 勝点９
３位：PSV 勝点１
４位：ロストフ 勝点１
 
※☆は決勝トーナメント進出を決めたチーム

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