ミランが2発でラツィオを下して連勝! 本田は82分から途中出場

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年09月21日

チグハグだったミランだが敵のミスから先制点を奪う。

82分から出番を得た本田。攻撃では時間を使い、守備で貢献して試合を終わらせるという、最低限の仕事はこなした。写真:Alberto LINGRIA

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ミラン対ラツィオ戦のフォーメーション図

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 現地時間9月20日、ミラノのサン・シーロでセリエA5節のミラン対ラツィオが開催された。
 
 ミランは出場停止明けのクツカが復帰し、SBは右にカラブリア、左にデ・シリオを起用。本田圭佑は5試合連続のベンチスタートとなった。
 
 一方のラツィオはここまで4バックと3バックを併用してきたが、この日は3-5-2を選択。また、GKはアップ中に怪我を負ったマルケッティに代わって21歳のストラコシャがセリエA初出場を飾った。
 
 最初に決定機を得たのはラツィオ。10分、ロングスローからミリンコビッチ=サビッチが頭で合わせるも、相手GKドンナルンマに弾き出された。その後もアウェーチームはサイドを上手く使って、何度か敵陣に攻め入った。
 
 ミランは前節のサンプドリア戦と同じく攻撃の道筋がまったく見えず、30分までビッグチャンスはゼロ。個人技頼みで連携に欠け、良い形でシュートまで持ち込めない。
 
 しかし、先制点を奪ったのは意外にもミランだった。37分、中盤中央でパローロのミスからボールを奪ったクツカが、即座に縦のスルーパス。ハーフウェーラインから一気に裏のスペースに抜け出したバッカは、GKとの1対1を冷静に制してゴールネットを揺らした。
 
 これで流れを掴んだミランは、前半ロスタイムにもスソが右サイドを単独突破して好機を掴み、混戦から最後はボナベントゥーラがフィニッシュするが相手のブロックに遭う。1-0でハーフタイムを迎えた。
 
 ラツィオは後半頭からバストスとジョルジェビッチを下げ、ケイタとF・アンデルソンを投入。システムも4-1-3-2に変更した。
 
 これでラツィオは崩しのバリエーションが増えて攻め込むも、後半最初の決定機を掴んだのはミラン。56分、中央のバッカから右サイドを上がったカラブリアがパスが通り、グラウンダーのクロスをフリーのニアングに送るも、まさかの空振りでこれを逃した。
 
 68分、ミランのモンテッラ監督が最初の交代カードを切る。スソを下げてロカテッリを中盤に入れ、ウイングは右がニアング、左がボナベントゥーラという構成になった。
 
 直後の72分、バッカのスルーパスに反応したニアングのクロスが滑り込んだラドゥの手に当たってPKの判定。これをニアングが冷静に決めて、ミランはリードを2点に広げた。
 
 82分にはボナベントゥーラに代わって本田が登場。右ウイングに入った背番号10は、ファーストタッチで中央へのパスを狙うもミス。その後は守備で奮闘し、ロスタイムにはハーフウェーラインから左サイドを突破。その流れから右足でミドルを放ったが、ボールはゴールバーの上を大きく越えていった。
 
 最後はバッカを下げてゴメスを入れ5バック気味にしたミランが、ラツィオを零封。2試合連続のクリーンシートで連勝を飾った。
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