試合後、イギリスメディア『BT SPORTS』のインタビューに応えたジェイミー・ヴァーディーは「完璧なスタートだ。俺たちができるってことを見せつけてやった。恐れるものなんてないし、自分たちのフットボールをすれば結果がついてくるのさ」とコメントしている。
さらにこの日、先制点を決めたマーク・オルブライトンは「アンビリーバブルな気持ちさ。何度も夢見てきたことだからね」と喜んだ。こうしたコメントからも分かる通り、レスターにとってこの1勝は単なるものではなく、まさに歴史的な出来事だと言えるだろう。
その大舞台でのチームの躍動をベンチ外となり、スタンドから眺めた岡崎。CLデビューの機会は持ち越しとなってしまった。
そんな日本代表FWの欠場理由を指揮官のクラウディオ・ラニエリが明かしている。英紙『Daily Mail』が伝えた。
この試合で新戦力の大型FWのイスラム・スリマニを起用したラニエリは「私はセットプレーで身長の高い選手を必要としていた。だから岡崎をスタンドに残したんだ。5人の選択肢があるのは重要なことだよ」とコメントした。
先制点がルイス・エルナンデスのロングスローから生まれたことを考えれば、セットプレーからの得点を狙ったラニエリの采配は的中したと言える。
ただ、ラニエリは「岡崎がいないのは寂しい」ともコメント。指揮官のこうした発言からは信頼が感じられるだけに、岡崎にCLデビューのチャンスはいずれ回ってくるはずだ。その機会を活かせるかが、今シーズンの岡崎の出番を左右しそうだ。
