昨日、雷雨によって順延となったマンチェスター・シティとボルシアMGの一戦は、1日遅れで開催され、セルヒオ・アグエロのハットトリックなどで、ホームチームが圧勝での白星スタートを切っている。
今節で最も劇的な幕切れとなったのは、レアル・マドリーとスポルティングの一戦。ホームのマドリーは後半開始早々に先制を許し、以降は得点を奪えないまま、時間が過ぎ去っていく。
いよいよ敗色濃厚となった89分、起死回生の同点ゴールを奪ったのは、戦前、この古巣との対決を「特別な試合」と語っていたクリスチアーノ・ロナウドだった。
さらにアディショナルタイムが5分を過ぎたところ、ハメス・ロドリゲスのパスからアルバロ・モラタが決め、ディフェンディングチャンピオンは劇的なかたちで勝点3を手に入れた。
一方、トッテナムも、実力で劣るであろうモナコに2点のリードを許したが、こちらはトビー・アルデルワイレルドのゴールで1点を返すに止まり、ホームで痛い黒星を喫している。
この日は、岡崎慎司(レスター)、香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(セビージャ)の日本人3選手のプレーに期待が高まっていたが、いずれも出場はなし。岡崎はベンチ入りもしなかった。
レスターは初参戦のCLで、アウェーマッチながらクラブ・ブルージュを3-0で完封と幸先の良いスタート。ドルトムントも、同じくアウェーでレギア・ワルシャワと対戦し、マリオ・ゲッツェの先制弾を皮切りに、大量6点を挙げて大勝した。
セビージャは、強豪ユベントスと対戦。速い攻めで何度も得点機を作ったユベントスに対し、セビージャはのらりくらりとボールを繋ぎながら、最後まで相手にゴールを許さず、敵地で勝点1を獲得した。
CLは第1節の全日程を終了。2節は9月27、28日に行なわれる。
◎CLグループステージ第1節・2日目結果
◇グループE
レバークーゼン(ドイツ) 2-2 CSKAモスクワ(ロシア)
得点:レ=メーメディ(9分)、チャルハノール(15分) C=ジャゴエフ(36分)、エレメンコ(38分)
トッテナム(イングランド) 1-2 モナコ(フランス)
得点:ト=アルデルワイレルド(45分) モ=B・シウバ(15分)、ルマール(31分)
◇グループF
レアル・マドリー(スペイン) 2-1 スポルティング(ポルトガル)
得点:レ=ロナウド(89分)、モラタ(90+5分) ス=セーザル(48分)
レギア・ワルシャワ(ポーランド)0-6 ドルトムント(ドイツ)
得点:ゲッツェ(7分)、パパスタソプーロス(15分)、バルトラ(17分)、ゲレイロ(51分)、カストロ(76分)、オーバメヤン(87分)
◇グループG
クラブ・ブルージュ(ベルギー) 0-3 レスター(イングランド)
得点:オルブライトン(5分)、マハレズ(29・61分)
ポルト(ポルトガル) 1-1 コペンハーゲン(デンマーク)
得点:ポ=オタービオ(13分) コ=コルネリウス(52分)
◇グループH
リヨン(フランス) 3-0 ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
得点:トリソ(13分)、フェリ(49分)、コルネ(57分)
ユベントス(イタリア) 0-0 セビージャ(スペイン)
◇グループC(順延分)
マンチェスター・シティ(イングランド) 4-0 ボルシアMG
得点:アグエロ(9・28・77分)、イヘアナチョ(90+1分)
