大岩監督はポリバレント性を称賛
[U-23アジア杯]日本1−0韓国/1月20日/King Abdullah Sports City Hall Stadium
かつて日本サッカー協会の技術委員長を務めていた反町康治氏(現・清水GM)が才能に惚れ込み、「遠藤航のようになれる」と太鼓判を押すほどの有望株だった。しかし――。怪我に苦しみ、本来の姿を見せられずにいた。FC東京の育成組織で育ってきたDF永野修斗(藤枝)。我慢の時を経て、ようやく本領を発揮しつつある。
現地1月20日、サウジアラビアで開催されているU-23アジアカップの準決勝。ロス五輪を目ざし、21歳以下のチームで編成している若き日本代表は、U-23韓国代表に1−0で勝利。永野は4バックの右CBでプレーし、身体を張った強度の高い守備でクリーンシートに貢献した。
攻撃でも存在感を発揮。36分にはエアバトルの強さを見せて先制点に絡む。MF佐藤龍之介(FC東京)の右CKにファーサイドで反応すると、相手DFに競り勝って強烈なヘディングシュート。そのこぼれ球を右SB小泉佳絃(明治大)が押し込んだ。また最終ラインからグラウンダーのボールを正確に配給し、FW道脇豊(福岡)の決定機も演出した。
本人は手応えを掴んでいる。
「前の試合で出場機会がなかった分、今日はコンディション良く入れた。自分がどれだけ良いパフォーマンスを出せるかというのを考えていました。1回ミスはありましたけど、その他の部分では相手を上回れていたと思います」
韓国戦だけではなく、今大会は様々な役割を担いながら評価を高めてきた。初スタメンとなったUAEとのグループステージ第2戦(3-0)は右CBでフル出場し、続く第3戦のカタール戦(2−0)は左CBでスタートした後に、後半からはアンカーに入った。今大会3試合目の出場となった韓国戦は右CBで先発し、CBでコンビを組んだ市原吏音(大宮)が負傷交代した66分からは左CBにスライド。その複数のポジションをこなすポリバレント性に大岩剛監督も賛辞を惜しまない。
「ポテンシャルは評価できるところだし、アンカーでもいけるし、ポリバレントのところも非常に良い。成長につながってくれれば」
かつて日本サッカー協会の技術委員長を務めていた反町康治氏(現・清水GM)が才能に惚れ込み、「遠藤航のようになれる」と太鼓判を押すほどの有望株だった。しかし――。怪我に苦しみ、本来の姿を見せられずにいた。FC東京の育成組織で育ってきたDF永野修斗(藤枝)。我慢の時を経て、ようやく本領を発揮しつつある。
現地1月20日、サウジアラビアで開催されているU-23アジアカップの準決勝。ロス五輪を目ざし、21歳以下のチームで編成している若き日本代表は、U-23韓国代表に1−0で勝利。永野は4バックの右CBでプレーし、身体を張った強度の高い守備でクリーンシートに貢献した。
攻撃でも存在感を発揮。36分にはエアバトルの強さを見せて先制点に絡む。MF佐藤龍之介(FC東京)の右CKにファーサイドで反応すると、相手DFに競り勝って強烈なヘディングシュート。そのこぼれ球を右SB小泉佳絃(明治大)が押し込んだ。また最終ラインからグラウンダーのボールを正確に配給し、FW道脇豊(福岡)の決定機も演出した。
本人は手応えを掴んでいる。
「前の試合で出場機会がなかった分、今日はコンディション良く入れた。自分がどれだけ良いパフォーマンスを出せるかというのを考えていました。1回ミスはありましたけど、その他の部分では相手を上回れていたと思います」
韓国戦だけではなく、今大会は様々な役割を担いながら評価を高めてきた。初スタメンとなったUAEとのグループステージ第2戦(3-0)は右CBでフル出場し、続く第3戦のカタール戦(2−0)は左CBでスタートした後に、後半からはアンカーに入った。今大会3試合目の出場となった韓国戦は右CBで先発し、CBでコンビを組んだ市原吏音(大宮)が負傷交代した66分からは左CBにスライド。その複数のポジションをこなすポリバレント性に大岩剛監督も賛辞を惜しまない。
「ポテンシャルは評価できるところだし、アンカーでもいけるし、ポリバレントのところも非常に良い。成長につながってくれれば」
元々、各年代別の世代別代表の常連で、早くから将来を嘱望されてきた選手のひとり。23年6月のU-17アジア杯ではレギュラーを務めて優勝に貢献するなど、強度の高い守備とリーダーシップを武器にさらなる飛躍が期待されていた。しかしそのU-17アジア杯から2か月後、U-17日本代表のフランス遠征中に負傷。同年秋のU-17ワールドカップもギリギリで間に合ったが、コンディションは万全ではなかった。ポーランドとの初戦(1-0)に45分間出場しただけで、残りの試合はベンチを温めることに。この怪我を境に伸び悩んでいた。
本来の自分を取り戻すべく、昨季はFC東京でトップ昇格1年目ながら鳥取に期限付き移籍を決断する。J3で31試合に出場して1ゴール。その経験が今の自分を支えており、成長スピードを加速させた。
「プロの基準で1年間試合に出続けて戦えたことは、自分にとって大きな成長につながった。それを感じられる1年でした。各ポジションに良い選手がいて、自分がユースからやっていた中盤とCBの両方で経験をさせてもらえることはなかなかない。そういう意味では鳥取に行って得られた経験は本当に大きかった」
また、仲間の存在も大きい。同年代の選手が次々にステップアップを果たしており、自分の心に火を付けた。とりわけ、FC東京や世代別代表で共闘してきた佐藤の飛躍は大きかったという。
「ユースの頃から一緒にやってきたので、その凄さは分かる。ただ、やっぱりすごいと思っている反面で、悔しい気持ちというのはある。よく知っている選手というのもあるので、悔しい想いがあった」
昨年6月にA代表デビューを飾った盟友に負けられない――。その気持ちが向上心を抱かせる要因のひとつとなった。
新シーズンからは藤枝でプレーする。加入前に槙野智章監督とオンラインで面談をするなど、少しずつ新たな環境で戦う準備も進めてきた。しかし、今は日本代表の一員としてアジアを制することしか考えていない。
昨年9月のU-20W杯にメンバー入りできず、歯痒さを味わった男は日本を優勝に導けるか。今大会で示す能力の高さは本物だ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【動画】日本の10番のCKから生まれた韓国戦の決勝弾
【記事】「可愛さの破壊力すげぇ」「セクシー」岩渕真奈が眩いビキニ姿を披露! 熊谷紗希と…
本来の自分を取り戻すべく、昨季はFC東京でトップ昇格1年目ながら鳥取に期限付き移籍を決断する。J3で31試合に出場して1ゴール。その経験が今の自分を支えており、成長スピードを加速させた。
「プロの基準で1年間試合に出続けて戦えたことは、自分にとって大きな成長につながった。それを感じられる1年でした。各ポジションに良い選手がいて、自分がユースからやっていた中盤とCBの両方で経験をさせてもらえることはなかなかない。そういう意味では鳥取に行って得られた経験は本当に大きかった」
また、仲間の存在も大きい。同年代の選手が次々にステップアップを果たしており、自分の心に火を付けた。とりわけ、FC東京や世代別代表で共闘してきた佐藤の飛躍は大きかったという。
「ユースの頃から一緒にやってきたので、その凄さは分かる。ただ、やっぱりすごいと思っている反面で、悔しい気持ちというのはある。よく知っている選手というのもあるので、悔しい想いがあった」
昨年6月にA代表デビューを飾った盟友に負けられない――。その気持ちが向上心を抱かせる要因のひとつとなった。
新シーズンからは藤枝でプレーする。加入前に槙野智章監督とオンラインで面談をするなど、少しずつ新たな環境で戦う準備も進めてきた。しかし、今は日本代表の一員としてアジアを制することしか考えていない。
昨年9月のU-20W杯にメンバー入りできず、歯痒さを味わった男は日本を優勝に導けるか。今大会で示す能力の高さは本物だ。
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