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「最大の失望」「まるで別人のよう」不振の久保建英にソシエダ番記者が厳しい指摘。下部組織出身選手では“ありえない”辛辣な報道も「最悪なのは…」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2025年12月12日

「タケは今やオジャルサバルと並ぶソシエダの顔」

アラベス戦は精彩を欠いた久保。(C)Getty Images

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 先週、レアル・ソシエダがいつも公開している練習中の写真の中に、タケ・クボ(久保建英)が大きな笑顔を浮かべている一際目を引くカットがあった。毎日一緒に過ごすチームメイトたちは、試合中にしかめっ面ばかりしている彼とは異なり、普段はとても楽しい人物だと言う。しかし、実際のところ、特にここ最近は、そのいつもの表情を見るのは稀だ。

 これまでのレポート記事で記してきた通り、タケは喜びを失い、楽しんでいる様子も見られず、気分が乗っていないように感じられる。さらに悪いことに、この気分の落ち込みと足首の負傷により、多くの魅力を失ってしまった。私たちが知っている輝かしいプレーヤーではなく、常に何かが欠けている。相手DFが、バレネチェアや、ここ数試合でのゲデスに対してその突破を止めるのに多くの時間を費やすような、絶え間ない脅威ではなくなっている。

 ピッチ上でもマイクの前でも隠れることがないところ以外は、まるで別人のように見え、時には幽霊のようで、かつての彼の影のようだ。チームが必要とするものや、今シーズン彼に寄せられた期待からはほど遠い。
 
 タケは今やオジャルサバルと並ぶソシエダの顔である。期待は大きかっただけに、今シーズンここまでの最大の失望の1人と言ってもいい。しかも最悪なのは、代表チームに戻ると、再びハイパフォーマンスを見せることだ。それは、最も忍耐強く、熱心なファンでさえも、怒らせてしまう事態を招いている。

 ラ・リーガ第15節のアラベス戦では、負傷離脱中のそのキャプテンの牽引と期待されていたタケの貢献がなくなったチームは、再び非常に貧弱なレベルに戻り、ほとんど滑稽なほどだった。

 今年4月、メンディサローサに乗り込んだソシエダは0-1の苦杯を喫している。その後に夏を挟んで、新監督にセルヒオ・フランシスコ、新スポーツディレクターにエリック・ブレトスを迎えたチームは8か月後、同じ過ちを繰り返し、同じスコアで敗れた。前節のビジャレアル戦に続く2連敗で、再びバックミラーを調整して、地獄(2部リーグのこと)に連なる炎の広がりを見る羽目になり、欧州行きを争う列車をまたもや逃した。実力不足、ただそれだけのことだ。
 
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