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【ブラジルメディアの視点】「最低限の義務」であるGL突破に国民も安堵。優勝を逃せばネイマールへの批判は避けられない

カテゴリ:国際大会

沢田啓明

2016年08月12日

ようやく初勝利を挙げたデンマーク戦。チーム最高点はFWルアンの『8』

2戦連続で無得点に終わっていたブラジルが、第3戦のデンマーク戦で4得点。ネイマールもホッと胸をなでおろしたことだろう。写真:JMPA/小倉直樹

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 グループリーグを突破するためには、どうしても勝利が必要だった10日のデンマーク戦で、ブラジルは4-0と快勝した。

 北東部サルバドールのアレーナ・フォンチ・ノーヴァを埋めた観衆は、序盤にブラジルの攻撃陣がチャンスを逃すと早くもブーイング。それまでの2試合の出来に大きな不満を抱いており、この試合の結果を強く懸念しているのは明らかだった。

 しかし、26分に左からのクロスをゴール前に飛び込んだFWガビゴールが押し込んで先制すると、歓喜が爆発。場内の雰囲気が一気に変わり、以後はブラジルが得点を重ねる度にお祭り騒ぎとなった。観衆はこの日のチームの出来に満足したようで、試合後はブラジル・コールを繰り返し、笑顔でスタジアムを後にした。

 試合翌日のスポーツ紙『ランセ!』は、「ブラジルがやっとの思いで勝ち上がり」と見出しを打ち、「累積警告で出場停止のボランチ、チアゴ・マイアの代役にヴァラセ、期待に応えていないMFフェリペ・アンデルソンの代わりにFWルアンを先発させたのが成功。中盤で焦らずパスをつなぎ、両サイドからの精度の高いクロスを攻撃陣がしっかり決めた」として、ルアンにチーム最高の8(10点満点)、2得点のガビゴールに7.5、ネイマールとガブリエウ・ジェズスに7を与えた。

 リオの一般紙『オ・グローボ』も、「最初の2試合で沈黙した攻撃が機能し、4得点で圧勝」と報じ、その横で「アルゼンチンは早々と帰国」と宿敵の敗退を喜々として伝えた。

 グループリーグの初戦は、南アフリカとスコアレスドロー。続くイラク戦はさらに低調な内容で、特にネイマールがミスを連発した。イラク戦の後半、地元観衆は女子代表で背番号10を担うMFマルタの名前を連呼してエースを痛烈に批判した。憤懣やるかたないネイマールは、主将でありながら試合後のメディア対応を拒否。国民からの批判が一層強まっていた。

 3試合目にしてようやくゴールを奪い、勝利を収めると同時にグループリーグを首位で突破したが、ブラジルのメディアと国民にとってそれは「最低限の義務」(『オ・グローボ』紙)でしかない。もし優勝を逃したら、選手、とりわけネイマールが徹底的に糾弾されるのは間違いないだろう。

構成:沢田啓明
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