ユース年代で世界をきっちり経験していれば……。
[リオ五輪グループリーグ第3戦]日本1-0スウェーデン 現地8月10日/フォンチ・ノーバ
最終戦に勝利しながらも敗退を余儀なくされてしまった手倉森ジャパン。指揮官は大会を振り返り、1、2戦目で起きてしまったミスからの失点に言及した。
「やっぱり世界大会に来て、もったいない失点をするというのがもったいない。それを痛い想いをするというか、やっぱり世界での修羅場を経験していない監督と選手が集まった時に、最初につまらないミスをしたら痛い目に遭うぞ、というのを思い知らされた気分ではあります」
今大会を戦った手倉森ジャパンの選手たちは、ユース年代の世界大会であるU-20ワールドカップを経験していない。日本はここ4大会連続して出場権を逃しており、この年代での経験不足を指摘されて久しい。手倉森誠監督は今大会で、この点を痛感させられることとなったと語る。
「U-20ワールドカップに出て続けていれば? いや、本当にそう思います。今の選手たちの技術力を持ってした時に、足りないのは経験だなと。もちろん、この世代もそこ(U-20ワールドカップ)を経験していなくて“谷間の世代”と言われましたけど、でもそこをきっちり経験していれば、今回のプアな失点を防げたのかなとつくづく思いますね」
日本が2009年大会から出場権を失い続けた一方で、ライバル韓国はその間しっかりと出場権を掴み続け、今大会も前回ロンドン五輪に続くグループリーグ突破を果たし、上手く強化につなげている(※ただし、韓国も2015年大会で連続出場が6で途切れた)。彼我の差を見れば、これまで日本が失ってきたものの大きさが窺い知れる。
「今だけの問題じゃない」と語る指揮官は今後、経験不足という問題を代表活動や協会だけでなく、クラブも連携して模索していくべきだと指摘する。
「戦った選手とスタッフだけがこういう負け方を悔しがるんじゃなくて、(日本の)サッカー界全体でもったいないなと思うべき。プレーヤーズファーストで世界のスタンダードを獲得させるべきトレーニングを、協会とクラブが連動したやり方でしていければいい」
指揮官、選手だけでなく、多方面のサッカー関係者から“もったいない”失点だ、負け方だ、という言葉が多く聞かれる。その原因が手倉森監督の言うように経験不足にあると明らかなのであれば、すぐにでも手を打つべきだろう。
まずは、2020年東京五輪の強化に向けて、今年9月に行なわれるU-19アジア選手権でU-20ワールドカップ出場権(アジア4枠)を逃してはならない。
【リオ五輪PHOTO】日本、矢島のゴールで初勝利を挙げるも無念の予選敗退
最終戦に勝利しながらも敗退を余儀なくされてしまった手倉森ジャパン。指揮官は大会を振り返り、1、2戦目で起きてしまったミスからの失点に言及した。
「やっぱり世界大会に来て、もったいない失点をするというのがもったいない。それを痛い想いをするというか、やっぱり世界での修羅場を経験していない監督と選手が集まった時に、最初につまらないミスをしたら痛い目に遭うぞ、というのを思い知らされた気分ではあります」
今大会を戦った手倉森ジャパンの選手たちは、ユース年代の世界大会であるU-20ワールドカップを経験していない。日本はここ4大会連続して出場権を逃しており、この年代での経験不足を指摘されて久しい。手倉森誠監督は今大会で、この点を痛感させられることとなったと語る。
「U-20ワールドカップに出て続けていれば? いや、本当にそう思います。今の選手たちの技術力を持ってした時に、足りないのは経験だなと。もちろん、この世代もそこ(U-20ワールドカップ)を経験していなくて“谷間の世代”と言われましたけど、でもそこをきっちり経験していれば、今回のプアな失点を防げたのかなとつくづく思いますね」
日本が2009年大会から出場権を失い続けた一方で、ライバル韓国はその間しっかりと出場権を掴み続け、今大会も前回ロンドン五輪に続くグループリーグ突破を果たし、上手く強化につなげている(※ただし、韓国も2015年大会で連続出場が6で途切れた)。彼我の差を見れば、これまで日本が失ってきたものの大きさが窺い知れる。
「今だけの問題じゃない」と語る指揮官は今後、経験不足という問題を代表活動や協会だけでなく、クラブも連携して模索していくべきだと指摘する。
「戦った選手とスタッフだけがこういう負け方を悔しがるんじゃなくて、(日本の)サッカー界全体でもったいないなと思うべき。プレーヤーズファーストで世界のスタンダードを獲得させるべきトレーニングを、協会とクラブが連動したやり方でしていければいい」
指揮官、選手だけでなく、多方面のサッカー関係者から“もったいない”失点だ、負け方だ、という言葉が多く聞かれる。その原因が手倉森監督の言うように経験不足にあると明らかなのであれば、すぐにでも手を打つべきだろう。
まずは、2020年東京五輪の強化に向けて、今年9月に行なわれるU-19アジア選手権でU-20ワールドカップ出場権(アジア4枠)を逃してはならない。
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