相手の術中にハマった
[国際親善試合]日本 2−2 パラグアイ/10月10日/パナソニックスタジアム吹田
決してピンチの数が多かったわけではないが、実にあっさりと失点してしまう。カタール・ワールドカップのコスタリカ戦(0−1で黒星)を思い出させるような試合でもあった。
相手の術中にハマったと、そう捉えて大袈裟ではない。実際、堂安律も次のように証言している。
「相手は後ろのビルドアップに人数をかけていました。2ボランチも降りて6枚で回す、10番も降りて7枚とかで回して。こっちは(人数が)足りへんぞって。でも僕たちは(ハイプレスに)行きたいからそうすると、パラグアイは賢いから良いタイミングでロングボールを蹴ってくる」
最終的に上田綺世の劇的なゴールで追いついたとはいえ、パラグアイにしてやられた感が強いゲームだった。
決してピンチの数が多かったわけではないが、実にあっさりと失点してしまう。カタール・ワールドカップのコスタリカ戦(0−1で黒星)を思い出させるような試合でもあった。
相手の術中にハマったと、そう捉えて大袈裟ではない。実際、堂安律も次のように証言している。
「相手は後ろのビルドアップに人数をかけていました。2ボランチも降りて6枚で回す、10番も降りて7枚とかで回して。こっちは(人数が)足りへんぞって。でも僕たちは(ハイプレスに)行きたいからそうすると、パラグアイは賢いから良いタイミングでロングボールを蹴ってくる」
最終的に上田綺世の劇的なゴールで追いついたとはいえ、パラグアイにしてやられた感が強いゲームだった。
パラグアイでとりわけ素晴らしかったのは守備。日本の攻撃の矢印がゴールに向かないよう、中央のエリアをしっかりと蓋をして簡単に侵入させないスタンスは理に適っていた。対人に強く、簡単に崩された日本とは雲泥の差だった。
組織力が持ち味の日本がパラグアイの組織に劣勢を強いられた印象さえある。事実、堂安は「日本代表が分析されてきているなかで、組織的に守備をされるとどうしても停滞してしまう試合が続いています。相手の組織的なディフェンスを個で破壊しなければいけない」と反省を口にした。
ボールを持たされ、攻めあぐね、気づけば失点。ワールドカップで苦戦するなら、こういう展開か。今回のパラグアイ戦で日本代表はボールを保持できても勝てない“悪癖”を露呈したと言える。
攻守の切り替えがそこまで早くなく、バックパスが増え始めると日本は停滞する傾向にある。ここを改善しないと、今後も厳しい戦いを強いられるかもしれない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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ボールを持たされ、攻めあぐね、気づけば失点。ワールドカップで苦戦するなら、こういう展開か。今回のパラグアイ戦で日本代表はボールを保持できても勝てない“悪癖”を露呈したと言える。
攻守の切り替えがそこまで早くなく、バックパスが増え始めると日本は停滞する傾向にある。ここを改善しないと、今後も厳しい戦いを強いられるかもしれない。
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