平日にも関わらず、選手バスの出迎えから大声援
[J1第33節]湘南 0-1 東京V/10月3日/レモンガススタジアム平塚
魂のこもった一戦だった。
10月3日に行なわれたJ1第33節で、16位の東京ヴェルディは19位の湘南ベルマーレと敵地で対戦。スコアレスで迎えた55分に染野唯月が先制ゴールを奪うと、その1点を守り切って勝利した。
32節終了時点で東京Vが積み上げた勝点は36で、湘南は25。両チームの差は11と少し開きはあったが、一方で東京Vがこの試合に負ければ、ともに勝点31で並ぶ17位の横浜F・マリノスと18位の横浜FCの、翌日の結果次第では、その差が2に縮まってしまう可能性があった。また、翌34節は最下位のアルビレックス新潟戦も控える。残留争いを乗り切るうえで、湘南との一戦は絶対に落とせない状況だった。
試合に懸ける想いは、東京Vサポーターも同じだったに違いない。この日は平日のナイトゲームだったが、キックオフの数時間前から既に大勢のサポーターが駆け付け、選手を乗せたバスを出迎える時も、ウォーミングアップ中も大声援を送る。その光景はホームチームよりも迫力があった印象を受けた。
それに呼応するように選手たちは、球際の激しい攻防のなかで、相手より少しでも先にボールに触るために足を伸ばし、ゴール前では身体を投げ出してブロックに入る。染野がゴールを奪って以降は防戦一方になったが、それでも「絶対にやらせない」という想いが伝わってくる、気持ちの入ったプレーだった。
魂のこもった一戦だった。
10月3日に行なわれたJ1第33節で、16位の東京ヴェルディは19位の湘南ベルマーレと敵地で対戦。スコアレスで迎えた55分に染野唯月が先制ゴールを奪うと、その1点を守り切って勝利した。
32節終了時点で東京Vが積み上げた勝点は36で、湘南は25。両チームの差は11と少し開きはあったが、一方で東京Vがこの試合に負ければ、ともに勝点31で並ぶ17位の横浜F・マリノスと18位の横浜FCの、翌日の結果次第では、その差が2に縮まってしまう可能性があった。また、翌34節は最下位のアルビレックス新潟戦も控える。残留争いを乗り切るうえで、湘南との一戦は絶対に落とせない状況だった。
試合に懸ける想いは、東京Vサポーターも同じだったに違いない。この日は平日のナイトゲームだったが、キックオフの数時間前から既に大勢のサポーターが駆け付け、選手を乗せたバスを出迎える時も、ウォーミングアップ中も大声援を送る。その光景はホームチームよりも迫力があった印象を受けた。
それに呼応するように選手たちは、球際の激しい攻防のなかで、相手より少しでも先にボールに触るために足を伸ばし、ゴール前では身体を投げ出してブロックに入る。染野がゴールを奪って以降は防戦一方になったが、それでも「絶対にやらせない」という想いが伝わってくる、気持ちの入ったプレーだった。
「今日は平日にも関わらず、サポーターがめちゃくちゃでかい声で歓迎してくれて、その姿を見たら、なおさら負けられないと思って試合に入りました」
そう語ったのは、東京Vの林尚輝である。
「この一戦に懸ける想いはめちゃくちゃありました。次の新潟戦も含めて、残留を争うチームとの対戦で勝点を落としてしまうと、立て直すのが難しくなる。(31節の)神戸戦は0-4で負けましたけど、前節の浦和戦は0-0。もちろんみんなも内容には納得していないですけど、ゼロで抑えられたことには意味があったと思うし、今日も勝つと負けるとでは、今後のモチベーションを含めて変わってしまう。そういったなかでサポーター(の迫力)は凄かったし、鳥肌が立ちました。それを感じた時って、自分よりも人のために戦えることが多くて、今日はやれるなって思いました」
「誰よりも試合の大事さを感じて、背負って、戦えた自負があります」と話したキャプテンの森田晃樹も、サポーターの声援が力になったという。
「試合前からサポーターの気持ちが伝わってきました。あれ(バスを出迎えてくれた光景など)を見て、(大声援を)聞いて、何も感じなかった選手はいないと思います。そこで今日に懸ける想いが一層強くなりました」
そして城福浩監督も、サポーターに感謝を口にする。
「今日がどのような位置づけの試合だってことは、サポーターが一番良く分かってくれていた。我々のバスの出迎えも然り、試合前も然り、このクラブがJ1に居続けるための重要な試合をみんなで共有しながら試合に入れた。本当に彼らに感謝したい」
まさに“ヴェルディファミリー”が一丸となって掴み取った1勝と言えるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【動画】染野のヘッド弾で湘南に勝利!
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そう語ったのは、東京Vの林尚輝である。
「この一戦に懸ける想いはめちゃくちゃありました。次の新潟戦も含めて、残留を争うチームとの対戦で勝点を落としてしまうと、立て直すのが難しくなる。(31節の)神戸戦は0-4で負けましたけど、前節の浦和戦は0-0。もちろんみんなも内容には納得していないですけど、ゼロで抑えられたことには意味があったと思うし、今日も勝つと負けるとでは、今後のモチベーションを含めて変わってしまう。そういったなかでサポーター(の迫力)は凄かったし、鳥肌が立ちました。それを感じた時って、自分よりも人のために戦えることが多くて、今日はやれるなって思いました」
「誰よりも試合の大事さを感じて、背負って、戦えた自負があります」と話したキャプテンの森田晃樹も、サポーターの声援が力になったという。
「試合前からサポーターの気持ちが伝わってきました。あれ(バスを出迎えてくれた光景など)を見て、(大声援を)聞いて、何も感じなかった選手はいないと思います。そこで今日に懸ける想いが一層強くなりました」
そして城福浩監督も、サポーターに感謝を口にする。
「今日がどのような位置づけの試合だってことは、サポーターが一番良く分かってくれていた。我々のバスの出迎えも然り、試合前も然り、このクラブがJ1に居続けるための重要な試合をみんなで共有しながら試合に入れた。本当に彼らに感謝したい」
まさに“ヴェルディファミリー”が一丸となって掴み取った1勝と言えるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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