「違う判断もあった、と言われても仕方ない」
湘南ベルマーレは8月31日、J1第28節でガンバ大阪とホームで対戦し、4-5で敗れた。
湘南は13分、二田理央のゴールで先制すると、37分、二田のシュートのこぼれ球を平岡大陽が押し込んで追加点をマーク。40分にセットプレーから1点を返され、45分には舘幸希がレッドカードで退場し10人になるも、45+4分に小田裕太郎が強烈なミドルシュートを突き刺し、3-1で前半を終えた。
両チームの明暗を分けたのは、ハーフタイムでの選択だろう。G大阪がDF登録の黒川圭介(今節は左サイドハーフで先発)に変えてFW宇佐美貴史を投入して攻勢を強めてきた一方、湘南はメンバー交代を行なわなかった。
舘が務めた3-5-2の右ストッパーを、右ウイングバックで先発した鈴木雄斗が務め、空いた右ウイングバックにはインサイドハーフの小野瀬康介が入った。インサイドハーフには2トップの一角から小田が下がり、守備時は5-3-1の布陣となった。
結果、湘南は後半の開始直後の49分、53分と立て続けに失点。62分に二田に変えてCBの大岩一貴を投入し、試合終盤まで3-3の状況を保ったが、88分に被弾し、90+7分に5点目を献上。90+10分にCKから大岩が決めて1点差に詰め寄るも、あと一歩が届かなかった。
湘南は13分、二田理央のゴールで先制すると、37分、二田のシュートのこぼれ球を平岡大陽が押し込んで追加点をマーク。40分にセットプレーから1点を返され、45分には舘幸希がレッドカードで退場し10人になるも、45+4分に小田裕太郎が強烈なミドルシュートを突き刺し、3-1で前半を終えた。
両チームの明暗を分けたのは、ハーフタイムでの選択だろう。G大阪がDF登録の黒川圭介(今節は左サイドハーフで先発)に変えてFW宇佐美貴史を投入して攻勢を強めてきた一方、湘南はメンバー交代を行なわなかった。
舘が務めた3-5-2の右ストッパーを、右ウイングバックで先発した鈴木雄斗が務め、空いた右ウイングバックにはインサイドハーフの小野瀬康介が入った。インサイドハーフには2トップの一角から小田が下がり、守備時は5-3-1の布陣となった。
結果、湘南は後半の開始直後の49分、53分と立て続けに失点。62分に二田に変えてCBの大岩一貴を投入し、試合終盤まで3-3の状況を保ったが、88分に被弾し、90+7分に5点目を献上。90+10分にCKから大岩が決めて1点差に詰め寄るも、あと一歩が届かなかった。
湘南は後半に4失点。62分の二田→大岩のような交代をハーフタイムに実行していれば、失点数を抑えられたのかもしれないと想像してしまう。
ハーフタイムに守備的な選手を投入しなかった理由を、湘南の山口智監督はこう明かした。
「プランは複数あったなかで、守備的な選手を投入する策を選ばなかった。理央と裕太郎はまだ戦えましたし、誰を下げて誰を入れるかのバランスを見て判断しました。形を4バックにするのか、5-4-0にするのかも含め、様々な選択肢を考えました。
そのなかで(同じメンバーで後半に臨む)判断をしたのは僕の責任ですし、違う判断もあった、と言われても仕方ない。守備的な選手を入れる選択をしたら、上手くいったかは誰にも分からないですが、勝たせられなかった責任は僕にあります」
山口監督は選手を変えずとも守り切れると推測したうえで、前半と同じメンバーを後半のピッチに送り出した。実際に指揮官は「2点リードをできるだけ長く維持するプランだった」と語っている。ただ、結果論だが、人も形も変えない判断は最善だったのかと、やはり疑問が残る。
湘南は現在J2降格圏の18位に低迷。苦しい状況を鑑みれば、G大阪戦の黒星は高い勉強代を支払ったと言える。シーズン終了時、この敗戦をポジティブに捉えられるよう、次節以降の戦いに期待したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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ハーフタイムに守備的な選手を投入しなかった理由を、湘南の山口智監督はこう明かした。
「プランは複数あったなかで、守備的な選手を投入する策を選ばなかった。理央と裕太郎はまだ戦えましたし、誰を下げて誰を入れるかのバランスを見て判断しました。形を4バックにするのか、5-4-0にするのかも含め、様々な選択肢を考えました。
そのなかで(同じメンバーで後半に臨む)判断をしたのは僕の責任ですし、違う判断もあった、と言われても仕方ない。守備的な選手を入れる選択をしたら、上手くいったかは誰にも分からないですが、勝たせられなかった責任は僕にあります」
山口監督は選手を変えずとも守り切れると推測したうえで、前半と同じメンバーを後半のピッチに送り出した。実際に指揮官は「2点リードをできるだけ長く維持するプランだった」と語っている。ただ、結果論だが、人も形も変えない判断は最善だったのかと、やはり疑問が残る。
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