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「何度見ても、ゾクっとする」日本代表アタッカーの衝撃弾。Jリーグの枠を超越した”化け物”がピッチにいた

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年08月24日

もっとも痺れた瞬間は?

東京V戦で相手に足をかけられても踏ん張る中村。(C)SOCCER DIGEST

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 何度見ても、ゾクっとする。8月23日にサンフレッチェ広島が東京ヴェルディを3−0で下した試合での、中村草太のゴールを振り返っての素直な感想だ。

 1−0で迎えた62分、センターライン付近で自らパスカットした中村は、ジャーメイン良とのワンツーから最終ラインの裏に抜け出す。相手に足をかけられてバランスを崩しそうになるが、そこで踏ん張るとGKマテウスをあっさりとかわした。

 次の瞬間、ペナリティエリア内の右、ゴールへの角度が狭いところから右足でシュートを打つのかと思いきや、さっと左足にボールを持ち替える。そしてゴールへカバーに入ったDFの動きを予測しつつ、左足でファーサイドを狙ったのだ。放たれたシュートは綺麗な弧を描き、ポストに当たってからネットに吸い込まれた。

 抜け出した瞬間、中村は「DFの裏に広大なスペースがあったので、“来た”と思った」。そこからの思考の切り替えが素晴らしい。

「足を引っ掛けられて、そのまま倒れたら(相手が)レッドだと思いました。でも、倒れるか倒れないか迷いましたが、倒れずに行ってよかったです」
 
 もっとも痺れた瞬間はその後、GKを抜いて左足に持ち替えたところだ。疲労が溜まっていてもおかしくない状況で、冷静にそれをやってのけてしまうのは並の選手ではない。

 中村自身は衝撃弾を次のように振り返る。

「(GKをかわす前に)チップキックも考えましたが、ゴールまでの距離が長いと。DFが戻ってくるのが見えていたのでチップじゃ無理だなと判断しました。

GKをかわして少し外側のエリアに流れてしまったので、そのまま右足で打ったらカバーに入ったDFに防がれると思って左足に持ち替えました。そのDFがニアサイドに行くと予測して”逆の左”を狙いました」

 あの短時間でこの思考力。Jリーグの枠を超越した化け物が、ここにいた。E-1選手権で日本代表として活躍した22歳アタッカーは末恐ろしいタレントだ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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