8月15日、私はプレミアリーグの開幕節リバプール対ボーンマスのゲームを取材するため、前者の本拠地アンフィールドを訪れた。
昨季の王者であり、今季も優勝候補の筆頭であるリバプールが登場するということもあり、今季のプレミアオープニングマッチは、大きな注目を集めていた。
しかしこのゲームの焦点となったのは、7月に交通事故のため亡くなったディオゴ・ジョッタへの追悼。リバプールの市中心部では、試合前からジョッタのユニホームを着たファンを多く見かけた。マッチプログラムの表紙は、ジョッタの死を悼んで、白黒でデザインされていた。
またキックオフ直前にはジョッタへの1分間の黙祷が捧げられ、選手たちは黒の腕章を着用。スタジアムのスクリーンには追悼メッセージが表示された。リバプールのアンセムである「You’ll Never Walk Alone」の合唱は、私がこれまで聞いた中で最も感動的なものだった。
また永久欠番となったジョッタの背番号「20」にちなみ、開始20分にはリバプールファン全員が立ち上がり、ジョッタに向けて歌った。
リバプールは開幕戦を白星で飾る
その後、リバプールは37分にユーゴ・エキティケのゴールで先制すると、49分にもコディ・ガクポが追加点を挙げる。そして60分には、遠藤航が投入される。しかしこの日本人MFがジェレミー・フリンポンに代わって右サイドバックで起用されたのは驚きだった。
するとその3分後、アントワーヌ・セメニョのゴールでボーンマスに1点を返される。遠藤が前線に上がって空いたスペースを突かれて、右サイドを崩された格好となった。
ワタルの多才さはリバプールにとって非常に価値があり、彼がこのクラブに残っている理由の1つだ。しかし、スキルが高く、スピードがあるウインガーと対峙するサイドバックのポジションでは、ポテンシャルを存分に発揮するのは難しい。ピッチの中央の方が適しているように見える。
アルネ・スロット監督も同様の考えだったようで、73分にジョー・ゴメスを右サイドバックに投入。遠藤を主戦場の中盤に押し上げた。
しかし、76分にセメニョにカウンターから独走を許して、この日2点目を献上。2点差を追いつかれてしまう。それでもフェデリコ・キエーザが89分に勝ち越し弾をゲットすれば、90+4分にはモハメド・サラーがダメ押し弾を決めてリバプールが4-2で勝利。白星スタートを切った。
プレミアリーグ王者として進化を続けるリバプールは、今回のゲームでこの夏に獲得したミロシュ・ケルケズ、フリンポン、フローリアン・ヴィルツ、エキティケの4人の新戦力を先発起用した。彼らがさらにチームに溶け込み、結束すれば、より強力なチームとなるだろう。ジョッタに捧げる素晴らしい勝利だ。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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するとその3分後、アントワーヌ・セメニョのゴールでボーンマスに1点を返される。遠藤が前線に上がって空いたスペースを突かれて、右サイドを崩された格好となった。
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著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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