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なでしこジャパンはなぜW杯で優勝できた? 澤穂希がチームの強さを回想「個性的なメンバーだけど…」

カテゴリ:女子サッカー

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年08月01日

「リスペクトできる選手たちばっかりだった」

長きにわたり日本女子代表を牽引した澤氏。(C)SOCCER DIGEST

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 元なでしこジャパンの澤穂希氏が、元日本代表MFの鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演。世界一に輝いた2011年のドイツ女子ワールドカップを振り返った。

 佐々木則夫監督が率いていた日本は、2008年の北京五輪で4位の好成績を収めると、3年後の女子W杯では優勝を成し遂げる。澤氏は大会前から自信を持っていたと明かす。

「ドイツに行く前、宮間(あや)に『このチームだったら優勝できる』と言っていました。チームの雰囲気がそうさせていたというか、急に一気には優勝は無理だけど、年々やってくなかで結果が出てきて」

 日本サッカー史に残る偉業を成し遂げたチームを「とにかく意識の高い選手がすごく多かった。個性的なメンバーだけど、目標の優勝というゴールをみんなが同じところを見てたから、すごく良いチームだった」と振り返る。

 チームワークも良かった。主将を務めていた澤氏は、周囲に助けてもらったという。

「キャプテンだから、まとめなきゃいけないというわけではなく、周りに宮間や山郷(のぞみ)さんら、いろんな選手がいろんなところでサポートしてくれたり、カバーしてくれたり、みんながチームを築き上げた感じ。キャプテンだからチームをまとめなきゃいけないというのは、まったくなかった。

 そのなかでも、自分のキャプテンシーは背中で見せること。最後まで諦めないとか、入れなきゃいけない時に入れるとか、決定力は、自分のキャプテンシーや役割だったので、そこを全面的に。言葉で言うより行動で示すのが、自分のキャプテンシーという感じでしたね」
 
 実力者が揃うなか、互いに尊敬し合える関係性もできていた。

「年下や同じポジションの選手って、どうしてもライバルになったりとか認めたくないとかってあるじゃないですか。でも(それが)まったくなくて。リスペクトできる選手たちばっかりだったので、自分のできないところは『お願いね』と言えたり、頼めたりもするし。

 自分ができないとか苦手なところを、かっこ悪いと思ってないですよ。『できないからお願い』という感じになるので、すごくみんなに助けてもらえた。逆にみんなの上手さを見て、自分が足りないことを自覚できたりとかして。だから、もっと練習しなきゃって思える存在でした」

 世界の頂点に立つために必要なのは何か。澤氏はこう述べた。

「一日、二日で技術とかって変わんないじゃないですか。でも最後まで諦めない気持ちとか、やり切るというメンタルのところが、最終的に戦い抜く大事なところの1つかなと思います」

 実際に世界一を成し遂げたレジェンドの言葉は重みがある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】澤穂希が世界一に輝いたドイツ女子W杯を振り返る!

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