マリノス対リバプールを現地観戦。会場となった日産スタジアムには6万7032人が来場した。良い雰囲気で、かなり盛り上がったよね。ただ、大半が“赤”だったのは、ちょっと寂しかったかな(笑)。世界的な人気を誇るリバプールが相手だったから、しょうがないけどね。
試合の結果は、リバプールが3-1で勝利。0-0で迎えた後半に、マリノスが植中のゴールで先制に成功する。これが相手に火をつけちゃったかな。注目のヴィルツがさっそく同点ゴールを決めると、18歳のニョニが逆転弾をマークして、16歳のングモハがダメ押し弾を叩き込む。強かったね。
何よりも印象的だったのが、切り替えの速さかな。マリノスの選手たちが決して遅かったわけではない。むしろ速いし、強く意識していたと思う。でも、リバプールの選手たちはそれを軽く上回っていた。まだシーズン前でコンディションもこれから上げていく段階だとは思うけど、あのスピード感は身体に染みついているんだろうね。
個の力も違っていたね。簡単に局面を突破してくるし、縦への推進力も迫力がある。そしてシュート技術も高い。たとえば右サイドからサラーが中に折り返して、受けた選手がペナ外からミドルを狙う。今回は決まりはしなかったけど、ほとんど“入りそう”な雰囲気があった。
あとはやっぱり、ングモハかな。強烈だったね。日本で言えば、まだ高校生。でも、堂々とプレーしていた。彼のゴールは、カウンターから生まれたもの。味方が5人、相手が3人の状況で、ングモハはパスを選択せず、自ら切り込んで狙いすましたシュートでネットを揺らしてみせる。アグレッシブな姿勢も目を引いたよ。
あのスピード感は身体に染みついているんだろうね
個としても、チームとしても、世界レベルをいかんなく発揮。世界最高峰と言われるプレミアを制したリバプールは、期待以上のパフォーマンスを披露してくれたんじゃないかな。
質の高いサッカーを存分に堪能できた一方で、改めて三笘は凄いなと思った。リバプールのようなチームがしのぎを削るプレミアの舞台で、際立つ活躍を見せているんだからね。三笘って、やっぱりバケモノだなと(笑)。新シーズンのプレミアも楽しみだね。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、53歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。
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【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、53歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。
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