“サッカーの神様”ジーコが主宰するチャリティーマッチ「Zico All-Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years」が、７月27日にエディオンピースウイング広島で開催され、ジーコワールドレジェンズとジーコジャパンレジェンズが30分ハーフで対戦した。

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　豪華メンバーは以下の通り。

【ジーコワールドレジェンズ／監督：中田英寿】

先発：ジュリオ・セザール、モネール、ペレイラ、アウダイール、マイコン、ジョルジーニョ、セードルフ、ドゥンガ（キャプテン）、ロナウジーニョ、クアレスマ、アルシンド

控え：シジマール、リカルド、カルロス・アルベルト・サントス、ストヤノフ、チアゴ、ポンテ、フランサ

【ジーコジャパンレジェンズ／監督：ジーコ】

先発：曽ヶ端準、坪井慶介、中澤佑二、宮本恒靖（キャプテン）、内田篤人、中田浩二、福西崇史、小野伸二、本山雅志、久保竜彦、高原直泰

控え：小島伸幸、秋田豊、本田泰人、北澤豪、柳沢敦、柏木陽介、長谷川祥之

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　開始８分、福西のアシストで中田浩がネットを揺らし、ジャパンが先制に成功する。ただ、ワールドがすぐさま反撃。ゴール前でフリーになったアルシンドが、スパイクではなくスニーカーを履く足で押し込み、わずか１分で同点に追いつく。

　12分には久保が決定機を迎えるも、ペナルティエリア内で放ったシュートは、クロスバーの上を越える。

　17分過ぎに飲水タイムに突入。すると、かつて日本代表の指揮を執ったジーコが、現役さながらに熱い指示を送った。
 

　21分には、ウォーミングアップ時から一際大きな声援を浴びていたロナウジーニョがシュートを放つが、GK曽ヶ端に阻まれる。それでも23分、クアレスマが確かな個人技でチャンスを仕留め、ワールドが勝ち越しに成功する。
　
　30分には高原の落としをペナルティエリア内で受けた福西が、倒れ込みながらシュート。しかし、守護神ジュリオ・セザールのビッグセーブに阻まれる。

　鋭い反応を見せた元ブラジル代表GKには、スタンド中から拍手が送られた。

　ハーフタイムを挟み、後半の頭にワールドが選手交代を行ない、ロナウジーニョがベンチに下がる。対してジャパンは、41分にベンチスタートだった選手たちを一挙に投入する。

　フレッシュなメンバーで逆転を目指すジャパンだが、チャンスを作りながら、中々次の１点を奪えない。52分には前線に上がった坪井がビッグチャンスを逃し、思わずピッチに突っ伏す。

　その後、57分にクアレスマが絶妙な右アウトサイドシュートで、この日２点目をゲット。局面で激しいバトルも見られた“ジーコ特別マッチ”は、ワールドレジェンズが３－１で快勝した。

　ジーコがピッチに立つというプランも囁かれていたが、中田英と共に最後までベンチで見守った。

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

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