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【なでしこジャパン】初の外国人指揮官ニールセン就任から半年――その間に何が起こったのか。今後進むべき道は? 世界一はまだ雲の上

カテゴリ:日本代表

馬見新拓郎

2025年07月22日

新監督はSBに非常に強いこだわり

昨年12月に就任したニールセン監督。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 なでしこジャパン史上初の外国人指揮官としてニルス・ニールセン監督が就任して、約半年が経過した。ここまで10試合を戦って4勝3分3敗の戦績を残している。まずは、その戦いぶりを振り返りたい。

 初陣となった2月の2025 SheBelieves Cupでは、大会前に「非常に強い相手なので、絶対に勝てる試合ばかりではないと思う」とニールセン監督は強調していたが、アメリカを初めてアウェーで下して、結果的に3戦全勝で初優勝を達成した。

 日本はパリ五輪に出場したメンバーを軸に、3試合で10得点を挙げ、4得点の田中美南が大会MVPを獲得。籾木結花、三浦成美などパリ五輪では選外だった選手も、自身の色を見せて新たな可能性を感じさせた。ただ、今回のSheBelieves Cupで対戦したオーストラリアとアメリカは、世代交代の真っ只中で、数年前と比べると弱体化している印象が強かったため、日本の優勝は慎重に評価すべきだろう。

 4月の国際親善試合で対戦したコロンビアは、リンダ・カイセドなど相手の主力が複数不在にもかかわらず1-1で引き分けた。被シュート1本に対して日本が放ったシュートは13本。相手ゴール前で精度を欠いて、消化不良な一戦となった。
 
 翌月のブラジル遠征で組まれた2回の国際親善試合ブラジル戦は、同地で開催される2年後の女子W杯のシミュレーションも兼ねたが2連敗。ニールセン監督はこのブラジル遠征から、これまで攻撃的なポジションでプレーすることが多かった選手を左右のSBで起用する。2回のブラジル戦ではWEリーグMVPの山本柚月を右SBへ、CFもこなす千葉玲海菜を左SBに置いた。

 ニールセン監督はその意図について、「日本のシステムから考えると、やはりサイドバックにも攻撃的な動きを求めたい。強い海外チームと戦う時、得点が必要になると(攻守)両方ができるサイドバックが必要」と説明している。ニールセン監督が求めるSB探しは、国内組で臨んだ7月の東アジアE-1サッカー選手権でも続く。ここでは矢形海優、浜田芽来、嶋田華がSBでプレーした。

 昨季のWEリーグで日本人トップの11得点を決めた矢形は、代表チーム合流後にSB起用を聞かされ、「人生で初めてのポジションだったから、自分もびっくりした」と驚いていたが、初戦で1得点を決めて攻撃的な持ち味を発揮した。浜田はN相模原加入後にSBを経験していたが、その前の大学ではCFとして活躍した。嶋田はS広島Rで右SBだが、左SBは「大学では何度かやっていた」と話す程度だった。
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