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金田喜稔が韓国戦を斬る!「ジャーメインの先制点は大きかった。川辺は一皮も二皮もむけたんじゃないかな」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年07月16日

物足りなさを感じたのも事実だ

韓国戦で決勝点を挙げたジャーメイン。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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[東アジアE-1選手権]日本 1-0 韓国/7月15日/龍仁ミルスタジアム

 韓国で開催された東アジアE-1選手権の第3戦で、日本代表は韓国代表と対戦し、1-0で勝利。この結果、大会2連覇を達成した。

 アウェーで行なわれた大会での優勝という結果は、素晴らしかった。韓国戦は引き分け以上で優勝が決まるという、精神的に優位な状況で始まったなか、ジャーメインが開始8分に決めてくれた先制点は本当に大きかった。あれで、チームはかなり楽になったはずだ。

 ただ1点をリードしてからは、どうしても失点しないことを最優先する守りのサッカーになってしまった。一方、相手はなりふり構わずロングボールを放り込んでくるし、特に終盤は押し込まれる苦しい時間が続いたよね。

 こういう展開をじっと耐え抜き、凌ぎ切る力というのは、今の日本代表にとって不可欠な要素。その意味では、身体を張ったディフェンダーたちやキーパーの奮闘は称賛に値する。でも、物足りなさを感じたのも事実だ。
 
 押し込まれた後、どうやってボールを奪い返し、自分たちのリズムに引き戻して、さらには追加点を奪いに行くのか。その部分が、この試合では見えてこなかった。マイボールにしても、すぐに相手に取られてしまい、またロングボールを蹴られて守備に追われる、という展開の繰り返しだったからね。

 オール国内組で臨んだ今大会。チームとしても個人としても、突き詰めていかなければいけない大きな課題があったと感じた。

 押し込まれた展開で、たとえば三笘のように個人の力で局面を打開できる選手がいるわけでもない。厳しい言い方になるけど、今回のメンバーが、海外組も含めた日本代表ですぐにレギュラーを奪うのは難しいだろう。

 それでも、大会全体を通して見れば、多くの選手が大きな可能性を示してくれた。まず、フォワードのジャーメイン。彼のポストプレーは本当に質が高い。相手を背負った状態でボールを失わないし、そこから2列目の選手を的確に使うパスも出せる。

 何より彼の最大の魅力は「左利き」であること。相馬の左からのクロスに対し、相手を背負った状態で左足のボレーシュートで得点したフィニッシュも、左利きの強みを活かしていた。
 
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