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トッテナムに完全移籍した仏アタッカー、アヤックスで主力の19歳DF…U-21欧州選手権を取材した識者が注目の逸材を評価【後編】

カテゴリ:ワールド

中野吉之伴

2025年06月30日

ベンフィカの育成育ちの技巧派MF

準々決勝のデンマーク戦でゴールを決めたテル。(C)Getty Images

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 イングランドの連覇で幕を閉じたU-21欧州選手権を現地スロバキアで取材した。

 よく勘違いされるが、U-21欧州選手権は予選開始時の年齢条件でつけられた名称であり、本大会開催時でU-23年代ということになる。つまり2025年大会の場合、2002年1月1日以降に生まれた選手が出場できる。そのため、ここでは同代表をU-23と明記する。

 ここでは、世間的な注目は高かったが、今大会ではまだまだだったという選手や、まだあまり高く評価されていないものの、今後伸びてくるかもしれないという選手を中心に取り上げ、そのパフォーマンスを評価する。後編では、前編に続いて6人を紹介する。

1、マティス・テル(フランス:トッテナム)
 大会前にバイエルンからトッテナムへの完全移籍が締結されたことで、「ホッとした。集中して大会に臨める」と喜んでいた。ペナルティエリア内でのシュートバリエーションと精度の高さはバイエルン時代から非常に高く評価されていた。準々決勝のデンマーク戦ではボールのもらい方からシュートへの持ち込み方、そのコースまでパーフェクトなシュートでチームをベスト4へと導いた。その滑らかなアクションに、同僚のジェマイン・デフォーは「かつてのティエリ・アンリのよう。ファンタスティック」と絶賛するほどだった。

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2、ヨレル・ハト(オランダ:アヤックス)
 アヤックスで19歳にしてすでに100試合以上の出場歴を誇るDF。オランダU-23代表では左CBとして守備の要となった。時折相手へのアプローチが早すぎて裏をとられるシーンもあるものの、1対1の守備力は大会屈指だった。特に、味方が退場者を出したポルトガル戦で相手の度重なる攻撃を、仲間と協力しながらすべて跳ね返していたのが印象的だ。特にサイドからのクロスに対しての対応はハイレベルで、空中戦だけではなく、危険なスペースへのカバーにも秀でている。

3、ディオゴ・ナシメント(ポルトガル:ヴィゼラ)
 ベンフィカの育成育ちの技巧派MF。ポルトガル2部でプレーしており、市場価値は250万ユーロと高いわけではない。ただ、ポルトガル代表MFヴィティーニャのように、積極的にボールをもらい、巧みなドリブルとパスで相手陣内へうまくボールを運べる。運動量が豊富で、タイミングのいいボール奪取アプローチも魅力。特にリスクチャレンジへのバランス感覚に優れており、さらなる成長が期待できそうだ。
 
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