ジュビロで育ち、ジュビロを背負う――来季トップ昇格、磐田U-18のエース石塚蓮歩が描く未来図「10番といえば石塚と言ってもらえる選手に」
カテゴリ:高校・ユース・その他
2025年06月30日
「自分が決めるんだ、という気持ちを持ち続ける」
180センチのスラリとした身長を感じさせないほど動きは滑らかで、ボールを持ったらそう簡単には止められない。ゴール前まで持ち込めば振りが速く、パンチのある左足シュートでゴールを奪うこともできる。スケールの大きいプレーを披露するのは、ジュビロ磐田U-18のエースと主将を担うMF石塚蓮歩(3年)だ。
チームの期待は大きく、今年に入りトップチームに2種登録されると、6月11日に行なわれた天皇杯2回戦のSC相模原戦では、スタメンとしてプロデビュー。27分に強烈な左足シュートでゴールを脅かすなど、60分にピッチを退くまで随所で持ち味を発揮した。
そして25日には、中学時代からのチームメイトであるDF甲斐佑蒼(3年)とともに来季からのトップチーム昇格も発表された。
28日に開催されたプリンスリーグ東海、第9節の清水エスパルスユース戦は、昇格が発表された直後の一戦だった。昇格が言い渡された際、チームスタッフから「思っている以上に周りの目が変わる。試合を見に来てくれる人が増えるようになって『あれが昇格する石塚蓮歩だ』とみられるようになる」と言われていたというが、流されることなく自らのプレーに集中できていた。
チームの期待は大きく、今年に入りトップチームに2種登録されると、6月11日に行なわれた天皇杯2回戦のSC相模原戦では、スタメンとしてプロデビュー。27分に強烈な左足シュートでゴールを脅かすなど、60分にピッチを退くまで随所で持ち味を発揮した。
そして25日には、中学時代からのチームメイトであるDF甲斐佑蒼(3年)とともに来季からのトップチーム昇格も発表された。
28日に開催されたプリンスリーグ東海、第9節の清水エスパルスユース戦は、昇格が発表された直後の一戦だった。昇格が言い渡された際、チームスタッフから「思っている以上に周りの目が変わる。試合を見に来てくれる人が増えるようになって『あれが昇格する石塚蓮歩だ』とみられるようになる」と言われていたというが、流されることなく自らのプレーに集中できていた。
この日は中学時代からしのぎを削ってきたライバルチームが相手とあり、「ジュビロでプレーしているからは絶対に負けてはいけない」と気合十分。「正直、高校レベルだったら自分でやりきって、ひとりで(ゴールまで)完結できるぐらいの能力があると思っている」と豪語する通り、前線から少し引いた位置やサイドから積極的に仕掛けて、ゴール前まで持っていく場面が目を惹いた。
ドリブル一辺倒ではないのも彼の魅力で、清水の警戒が強まった後半は、相手を引き付けてからシンプルにボールを叩き、ゴール前でもらい直そうとした。狙い通りに行く場面も多く、前後半を通して惜しい場面は何本かあったが、最後までゴールは奪えず、チームは0-3で敗れた。
この日は得点を奪えなかったが、プリンスリーグの前期に奪った9得点はリーグ2位。昨年までプレーしていたサイドではなく、今年になってよりゴールに近いトップ下で起用されているのは、得点感覚を期待されているからだろう。
そうしたプレー面以上に、「点を取るために何回外しても下を向かずに打ち続ける。自分が決めるんだ、という気持ちを持ち続けることがゴールに繋がるのかなと思う」と口にするメンタル面も、ストライカー気質だ。
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ドリブル一辺倒ではないのも彼の魅力で、清水の警戒が強まった後半は、相手を引き付けてからシンプルにボールを叩き、ゴール前でもらい直そうとした。狙い通りに行く場面も多く、前後半を通して惜しい場面は何本かあったが、最後までゴールは奪えず、チームは0-3で敗れた。
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