• トップ
  • ニュース一覧
  • 敵地で首位鹿島にリベンジ。ファジ江坂任が実感するチームの進化。“名参謀”への信頼も「練習のクオリティは確実に上がった」

敵地で首位鹿島にリベンジ。ファジ江坂任が実感するチームの進化。“名参謀”への信頼も「練習のクオリティは確実に上がった」

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2025年06月29日

ルカオのクロスに飛び出し、値千金の同点弾

鹿島戦で2得点に絡んだ江坂。抜群の存在感だった。写真:永島裕基

画像を見る

 初参戦のJ1でシーズンを11位で折り返したファジアーノ岡山。6月28日の鹿島アントラーズ戦(第22節)は、今季初のアウェー2連勝のかかる一戦だった。

 鹿島とは4月20日にホームで対戦。この時は鹿島が3連敗の苦境にあえいでいて、岡山は売り出し中の18歳・佐藤龍之介の先制弾で前半のうちにリードした。しかし、後半にチャヴリッチとターレス・ブレーネルの得点を許し、1-2の逆転負けを喫している。

「ホームの時は、立ち上がりから良いサッカーをして先制したものの、後半に相手のギアチェンジで逆転された。本当に鹿島の勝負強さを感じた部分があった」と江坂任は神妙な面持ちで語っていたが、その経験を活かし、今回は敵に一泡吹かせるしかなかった。

 前半の鹿島は手強く、岡山は守備一辺倒の展開を強いられる。18分に鈴木優磨に先制点を決められ、自分たちが放ったシュートはルカオの1本にとどまった。それでも木山隆之監督が「前半を1点で抑えられたのは良かった」と前向きにコメントした通り、「粘り強く守って後半にギアを上げる」という意思統一ができていたに違いない。

 彼らはそのシナリオを具現化する。50分には柳貴博の縦パスに右サイドに開いたルカオが反応。ルカオのクロスに江坂が巧みに飛び出し、値千金の同点弾を奪ったのだ。

「ポッカリとマイナスが空いたんで、ボールが来てくれればなっていう感覚で、相手も逆にマークをつけないポジション取りだったので、入り込めてうまく合わせられた」と本人もようやく生まれた今季2点目を心から喜んだ。
 
 これまでJ1では柏レイソル時代の9点(2018・20年)を筆頭にコンスタントにゴールを奪ってきた江坂。その彼がまだ2点目というのはあまりにも少ない印象だ。それだけ岡山では守備負担が大きいということなのだ。

「守る時間が長いことは分かっていたこと。数字にこだわって勝てないのは一番意味がないので、自分としてもバランスを見ながらやってます」と本人も発言していたが、彼のようなタレントがハードワークと献身性、犠牲心を前面に押し出しているからこそ、今の岡山が良い方向に進んでいる。それは紛れもない事実だ。

 59分の逆転弾も江坂がお膳立てした。左サイドで佐藤龍之介が突破を試み、その流れから神谷優太とワンツー。最終的に神谷がスーパーなミドル弾をお見舞いし、逆転勝利をモノにしたのである。

「逆転できたというところはチームとしてのレベルアップを感じますし、それを鹿島相手にできたのは本当に自信につながる。前回対戦を経て、前半に2失点目を与えず、後半に入って自分たちが勢いを持ってサッカーができたのが良かったかなと思います」と、江坂は前進を実感している様子だった。

【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
【関連記事】
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
「赤鬼を退治した桃太郎」オリ10連破! 横浜FMに続き、首位鹿島も下した昇格組の岡山をファン激賞!「マジかああ」「感動した」
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える“モデル&タレント妻たち”を一挙紹介!
高2でプロ契約を締結。岡山U-18の逸材がトップチームを経験して感じたこと「数字に残る部分が大事。そこにこだわらないと」
「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年7月17日号
    7月3日発売
    2025-2026 EUROPEAN LEAGUES
    ヨーロッパ主要クラブ 開幕フォーメーション大予想
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ