ルカオのクロスに飛び出し、値千金の同点弾
初参戦のJ1でシーズンを11位で折り返したファジアーノ岡山。6月28日の鹿島アントラーズ戦(第22節)は、今季初のアウェー2連勝のかかる一戦だった。
鹿島とは4月20日にホームで対戦。この時は鹿島が3連敗の苦境にあえいでいて、岡山は売り出し中の18歳・佐藤龍之介の先制弾で前半のうちにリードした。しかし、後半にチャヴリッチとターレス・ブレーネルの得点を許し、1-2の逆転負けを喫している。
「ホームの時は、立ち上がりから良いサッカーをして先制したものの、後半に相手のギアチェンジで逆転された。本当に鹿島の勝負強さを感じた部分があった」と江坂任は神妙な面持ちで語っていたが、その経験を活かし、今回は敵に一泡吹かせるしかなかった。
前半の鹿島は手強く、岡山は守備一辺倒の展開を強いられる。18分に鈴木優磨に先制点を決められ、自分たちが放ったシュートはルカオの1本にとどまった。それでも木山隆之監督が「前半を1点で抑えられたのは良かった」と前向きにコメントした通り、「粘り強く守って後半にギアを上げる」という意思統一ができていたに違いない。
彼らはそのシナリオを具現化する。50分には柳貴博の縦パスに右サイドに開いたルカオが反応。ルカオのクロスに江坂が巧みに飛び出し、値千金の同点弾を奪ったのだ。
「ポッカリとマイナスが空いたんで、ボールが来てくれればなっていう感覚で、相手も逆にマークをつけないポジション取りだったので、入り込めてうまく合わせられた」と本人もようやく生まれた今季2点目を心から喜んだ。
鹿島とは4月20日にホームで対戦。この時は鹿島が3連敗の苦境にあえいでいて、岡山は売り出し中の18歳・佐藤龍之介の先制弾で前半のうちにリードした。しかし、後半にチャヴリッチとターレス・ブレーネルの得点を許し、1-2の逆転負けを喫している。
「ホームの時は、立ち上がりから良いサッカーをして先制したものの、後半に相手のギアチェンジで逆転された。本当に鹿島の勝負強さを感じた部分があった」と江坂任は神妙な面持ちで語っていたが、その経験を活かし、今回は敵に一泡吹かせるしかなかった。
前半の鹿島は手強く、岡山は守備一辺倒の展開を強いられる。18分に鈴木優磨に先制点を決められ、自分たちが放ったシュートはルカオの1本にとどまった。それでも木山隆之監督が「前半を1点で抑えられたのは良かった」と前向きにコメントした通り、「粘り強く守って後半にギアを上げる」という意思統一ができていたに違いない。
彼らはそのシナリオを具現化する。50分には柳貴博の縦パスに右サイドに開いたルカオが反応。ルカオのクロスに江坂が巧みに飛び出し、値千金の同点弾を奪ったのだ。
「ポッカリとマイナスが空いたんで、ボールが来てくれればなっていう感覚で、相手も逆にマークをつけないポジション取りだったので、入り込めてうまく合わせられた」と本人もようやく生まれた今季2点目を心から喜んだ。
これまでJ1では柏レイソル時代の9点(2018・20年)を筆頭にコンスタントにゴールを奪ってきた江坂。その彼がまだ2点目というのはあまりにも少ない印象だ。それだけ岡山では守備負担が大きいということなのだ。
「守る時間が長いことは分かっていたこと。数字にこだわって勝てないのは一番意味がないので、自分としてもバランスを見ながらやってます」と本人も発言していたが、彼のようなタレントがハードワークと献身性、犠牲心を前面に押し出しているからこそ、今の岡山が良い方向に進んでいる。それは紛れもない事実だ。
59分の逆転弾も江坂がお膳立てした。左サイドで佐藤龍之介が突破を試み、その流れから神谷優太とワンツー。最終的に神谷がスーパーなミドル弾をお見舞いし、逆転勝利をモノにしたのである。
「逆転できたというところはチームとしてのレベルアップを感じますし、それを鹿島相手にできたのは本当に自信につながる。前回対戦を経て、前半に2失点目を与えず、後半に入って自分たちが勢いを持ってサッカーができたのが良かったかなと思います」と、江坂は前進を実感している様子だった。
【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
「守る時間が長いことは分かっていたこと。数字にこだわって勝てないのは一番意味がないので、自分としてもバランスを見ながらやってます」と本人も発言していたが、彼のようなタレントがハードワークと献身性、犠牲心を前面に押し出しているからこそ、今の岡山が良い方向に進んでいる。それは紛れもない事実だ。
59分の逆転弾も江坂がお膳立てした。左サイドで佐藤龍之介が突破を試み、その流れから神谷優太とワンツー。最終的に神谷がスーパーなミドル弾をお見舞いし、逆転勝利をモノにしたのである。
「逆転できたというところはチームとしてのレベルアップを感じますし、それを鹿島相手にできたのは本当に自信につながる。前回対戦を経て、前半に2失点目を与えず、後半に入って自分たちが勢いを持ってサッカーができたのが良かったかなと思います」と、江坂は前進を実感している様子だった。
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