ボランチは激しいレギュラー争いも
J2の20節を終え、首位の水戸とは勝点4差の4位。悲願のJ1復帰へ戦い続ける仙台で、ボランチの松井蓮之もさらなる活躍を期している。
4-4-2を基本布陣にする仙台で、直近の甲府戦では技術力のある武田英寿、鎌田大夢が中盤の底でコンビを組み、現在は戦線離脱中の工藤蒼生らも控えるなど、ボランチの競争はかなり激しい。
一方で、松井は「キャンプから怪我をしてしまいスタートから出遅れ、シーズン中も怪我をしてしまい、(リーグ)前半戦が終わりましたが、ずっと試合に絡めていたかというとそうでもないので、悔しい気持ちもあります。チームも4位でありますが、僕らは昇格を狙っているので、まだまだ満足できないですし、そこは課題だらけかなと思います」と話す。
ただ、守備面に特長を持ち、“闘える選手”である松井は、貴重な戦力であることも間違いない。
「ありがたいことに良い選手がたくさんいて、良い競争ができ、自分自身の成長にもつながっています。そして自分はまずは守備のところ。真ん中にしっかり構えて僕がいることで失点しないことや、僕のところで全部ボールを取れるくらいのプレーヤーになりたいです。
もちろん攻撃もやりますが、僕より上手い選手がたくさんいるので、そこはシンプルに。得点チャンスに出ていくのも僕の良さだと思うので、そこを出しつつ、まずは守備のところ。CBの前でしっかりフィルターをかける。そこはチームに示していきたいです」
本人も役割を自覚し、決意を口にする。
【動画】20節・仙台×甲府のハイライト
4-4-2を基本布陣にする仙台で、直近の甲府戦では技術力のある武田英寿、鎌田大夢が中盤の底でコンビを組み、現在は戦線離脱中の工藤蒼生らも控えるなど、ボランチの競争はかなり激しい。
一方で、松井は「キャンプから怪我をしてしまいスタートから出遅れ、シーズン中も怪我をしてしまい、(リーグ)前半戦が終わりましたが、ずっと試合に絡めていたかというとそうでもないので、悔しい気持ちもあります。チームも4位でありますが、僕らは昇格を狙っているので、まだまだ満足できないですし、そこは課題だらけかなと思います」と話す。
ただ、守備面に特長を持ち、“闘える選手”である松井は、貴重な戦力であることも間違いない。
「ありがたいことに良い選手がたくさんいて、良い競争ができ、自分自身の成長にもつながっています。そして自分はまずは守備のところ。真ん中にしっかり構えて僕がいることで失点しないことや、僕のところで全部ボールを取れるくらいのプレーヤーになりたいです。
もちろん攻撃もやりますが、僕より上手い選手がたくさんいるので、そこはシンプルに。得点チャンスに出ていくのも僕の良さだと思うので、そこを出しつつ、まずは守備のところ。CBの前でしっかりフィルターをかける。そこはチームに示していきたいです」
本人も役割を自覚し、決意を口にする。
【動画】20節・仙台×甲府のハイライト
2022年に法政大から当時J1を連覇していた川崎に入団。なかなか出場機会を掴めず、23年5月からは当時J2の町田へレンタル移籍し、昇格を経験。24年は一度、川崎に戻るも、3月に今度はJ2の仙台に期限付き移籍し、昨年末に、仙台への完全移籍が決まった。そこには葛藤もあったという。
「もちろん、去年(24年)も仙台でたくさん出場機会を得られて、今年、完全移籍しましたが、J1でもJ2でも、僕自身、試合に出ることが成長につながると去年感じました。そこは実戦経験も踏みつつ、また新しい課題が見えることは良いことだと考えています。
正直、川崎に戻って活躍したいという想いもありました。でも、その反面、仙台さんから完全移籍の提示をしていただいて、そこは期待していただいていると感じました。
だからこそ、仙台でもっと自分の色を出し、川崎のスタッフやコーチ、選手に恩返しの意味でも、活躍できるんだぞというところを見せたい。その気持ちは強いです。だから、自分はまだまだやれるし、J1で活躍したいという想いを抱えながら、まずは仙台をJ1に上げたいです」
昨年は仙台で31試合・1得点の成績を残し、今季はここまで13試合(609試合)・0得点。先日は、古巣の川崎がACLエリートで準優勝した姿にも感じることがあったという。
「レンタル期間中もそうでしたし、今年も川崎の試合はチェックしています。スタメンに誰が出ているのかなど。ACLで僕の同年代や当時一緒にプレーした選手が活躍している姿を見ると刺激になりますし、あれだけ能力のある人たちでもACLは取れないんだなと。その事実を知って、自分もまだまだだなとも感じました」
特にエネルギーをもらっているのが、大卒として一緒に川崎へ入団した同期、売り出し中のDF佐々木旭の奮闘ぶりだ。
「旭はすごい。入団1年目から試合に出ていて、僕は悔しい想いもしていましたし、今はキャプテンマークを巻く試合もあります。ACLでのシビアな戦いなどでもずっと出場していた。本当にすごい。一番刺激をもらっていますね」
そんな戦友であり、ライバルと切磋琢磨していくためにも、今後の夢は明確だ。
「去年プレーオフで悔しい想いをして、今年こそはと強い気持ちを持って完全移籍した面もあるので、今年こそはJ1に上がりたい。その気持ちは去年より増しているので頑張っていきたいです。仙台サポーターの方は本当に熱く、背中を押していただき、一番の恩返しはJ1に上がること。そのためにも後半戦も戦っていきたいです」
古巣の川崎の面々の活躍も力に変えながら、松井は仙台の一員として全力で戦い続ける。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「もちろん、去年(24年)も仙台でたくさん出場機会を得られて、今年、完全移籍しましたが、J1でもJ2でも、僕自身、試合に出ることが成長につながると去年感じました。そこは実戦経験も踏みつつ、また新しい課題が見えることは良いことだと考えています。
正直、川崎に戻って活躍したいという想いもありました。でも、その反面、仙台さんから完全移籍の提示をしていただいて、そこは期待していただいていると感じました。
だからこそ、仙台でもっと自分の色を出し、川崎のスタッフやコーチ、選手に恩返しの意味でも、活躍できるんだぞというところを見せたい。その気持ちは強いです。だから、自分はまだまだやれるし、J1で活躍したいという想いを抱えながら、まずは仙台をJ1に上げたいです」
昨年は仙台で31試合・1得点の成績を残し、今季はここまで13試合(609試合)・0得点。先日は、古巣の川崎がACLエリートで準優勝した姿にも感じることがあったという。
「レンタル期間中もそうでしたし、今年も川崎の試合はチェックしています。スタメンに誰が出ているのかなど。ACLで僕の同年代や当時一緒にプレーした選手が活躍している姿を見ると刺激になりますし、あれだけ能力のある人たちでもACLは取れないんだなと。その事実を知って、自分もまだまだだなとも感じました」
特にエネルギーをもらっているのが、大卒として一緒に川崎へ入団した同期、売り出し中のDF佐々木旭の奮闘ぶりだ。
「旭はすごい。入団1年目から試合に出ていて、僕は悔しい想いもしていましたし、今はキャプテンマークを巻く試合もあります。ACLでのシビアな戦いなどでもずっと出場していた。本当にすごい。一番刺激をもらっていますね」
そんな戦友であり、ライバルと切磋琢磨していくためにも、今後の夢は明確だ。
「去年プレーオフで悔しい想いをして、今年こそはと強い気持ちを持って完全移籍した面もあるので、今年こそはJ1に上がりたい。その気持ちは去年より増しているので頑張っていきたいです。仙台サポーターの方は本当に熱く、背中を押していただき、一番の恩返しはJ1に上がること。そのためにも後半戦も戦っていきたいです」
古巣の川崎の面々の活躍も力に変えながら、松井は仙台の一員として全力で戦い続ける。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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