ルイス・エンリケのマークに奔走
「インテルを相手に勝点を取るために? スカウティングをしているんで、それをやるだけです。点を取るために?(自分が)シュートを打っていきたいです」
アメリカで行なわれているクラブ・ワールドカップに参戦している浦和レッズ。現地6月21日のインテル戦を控え、渡邊凌磨は多くを語らず、静かに闘争心を燃やしていた。
17日のリーベル・プレート戦(1-3)では、Jリーグで見せているような躍動感やゴール前の凄みが出せなかった印象で、本人も試合後のフラッシュインタビューで「力の差というよりも、もうピッチに立った瞬間、負けている部分があったような気がして、それがすごく悔しい」と発言していた。
インテル戦ではその不完全燃焼感を払拭するしかない。今回こそ切れ味鋭いパフォーマンスが求められた。
その期待に応えるかのように、開始11分、渡邊はいきなり結果を出す。右サイドを突破した金子拓郎のクロスから右足で仕留め、先制点を奪ったのである。
「右サイドを崩してくれたんで、チーム全体のゴールかなと思います」と本人も冷静にコメント。1点をリードしたことで逆に試合運びが難しくなると感じ、警戒心を募らせた部分もあっただろう。
案の定、そこから先の浦和は守備一辺倒に陥ってしまう。3-5-2をベースとするインテルはかなり可変するスタイル。両ウイングバックが大外に開き、ボランチやインサイドハーフが流動的に立ち位置を変えてくる。
アメリカで行なわれているクラブ・ワールドカップに参戦している浦和レッズ。現地6月21日のインテル戦を控え、渡邊凌磨は多くを語らず、静かに闘争心を燃やしていた。
17日のリーベル・プレート戦(1-3)では、Jリーグで見せているような躍動感やゴール前の凄みが出せなかった印象で、本人も試合後のフラッシュインタビューで「力の差というよりも、もうピッチに立った瞬間、負けている部分があったような気がして、それがすごく悔しい」と発言していた。
インテル戦ではその不完全燃焼感を払拭するしかない。今回こそ切れ味鋭いパフォーマンスが求められた。
その期待に応えるかのように、開始11分、渡邊はいきなり結果を出す。右サイドを突破した金子拓郎のクロスから右足で仕留め、先制点を奪ったのである。
「右サイドを崩してくれたんで、チーム全体のゴールかなと思います」と本人も冷静にコメント。1点をリードしたことで逆に試合運びが難しくなると感じ、警戒心を募らせた部分もあっただろう。
案の定、そこから先の浦和は守備一辺倒に陥ってしまう。3-5-2をベースとするインテルはかなり可変するスタイル。両ウイングバックが大外に開き、ボランチやインサイドハーフが流動的に立ち位置を変えてくる。
そのため、浦和の金子と渡邊の両サイドハーフは最終ラインに引いて6バック気味の状況で守らざるを得なかった。特に渡邊は相手の右ウイングバックのルイス・エンリケのマークに奔走。相当な守備負担を担うことになった。
「あれだけ守っていたら、なかなかラインを上げられないし、前にボールが入っても孤立する。それは仕方ないのかなと思う反面、自分たちの時間を増やしたいなら、きついなかでもラインを上げて、孤立させないようにする必要があったと感じます」と、渡邊は振り返る。それはサミュエル・グスタフソンら他のメンバーも言及していた点だ。
渡邊としても攻撃のギアをもっと上げたかったのが本音だろう。前半を1-0で終えたのは悪くなかったが、後半に入ってからも浦和はペースアップができず、じわじわと体力を奪われていったのだ。
それでも、70分には渡邊が自陣でボールを奪取し、その流れから松尾佑介がドリブルで持ち上がって5対2のようなチャンスが生まれ、最終的には渡邊がフィニッシュを迎えた。だが、シュートは枠を大きく超えていく。
この日の浦和のシュート数は5本で、相手の25本を大きく下回った。だからこそ、限られたチャンスで2点目を奪いたかった。そこは本人も大いに悔やんだところだろう。
ただ、そういう状況でもラスト15分を切ったところまでは1点のリードをしぶとく守り続けていた。そのまま逃げ切れれば最高のシナリオだった。
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「あれだけ守っていたら、なかなかラインを上げられないし、前にボールが入っても孤立する。それは仕方ないのかなと思う反面、自分たちの時間を増やしたいなら、きついなかでもラインを上げて、孤立させないようにする必要があったと感じます」と、渡邊は振り返る。それはサミュエル・グスタフソンら他のメンバーも言及していた点だ。
渡邊としても攻撃のギアをもっと上げたかったのが本音だろう。前半を1-0で終えたのは悪くなかったが、後半に入ってからも浦和はペースアップができず、じわじわと体力を奪われていったのだ。
それでも、70分には渡邊が自陣でボールを奪取し、その流れから松尾佑介がドリブルで持ち上がって5対2のようなチャンスが生まれ、最終的には渡邊がフィニッシュを迎えた。だが、シュートは枠を大きく超えていく。
この日の浦和のシュート数は5本で、相手の25本を大きく下回った。だからこそ、限られたチャンスで2点目を奪いたかった。そこは本人も大いに悔やんだところだろう。
ただ、そういう状況でもラスト15分を切ったところまでは1点のリードをしぶとく守り続けていた。そのまま逃げ切れれば最高のシナリオだった。
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