現地６月17日に開催されたクラブ・ワールドカップのグループステージ第１戦（F組）で、Kリーグを３連覇中の蔚山が、南アフリカの強豪マメロディ・サンダウンズと対戦。雷の影響で65分もキックオフが遅れたなか、０－１で敗れた。

　下馬評が低くかったとはいえ、自国の絶対王者が最も力が拮抗していると見られていた相手に敗れ、韓国のメディアは落胆を隠し切れない。

『Xports News』は「アジア・チャンピオンズリーグに続く屈辱か？蔚山、南アフリカのマメロディに０－１で敗れて敗退の危機。闘志は光ったが、内容はめちゃくちゃだった」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「Kリーグ1で３連覇を達成した蔚山にとって、世界の壁は高すぎた。世界のトップクラブが集まるクラブ・ワールドカップで、１勝も挙げられずに帰国する可能性が高まった。スコアは１点差だったものの、試合内容はめちゃくちゃだった。相手のプレッシャーを受けながら前線にパスを繋ぐ場面は少なく、後半は相手のプレッシャーが和らぎ、攻撃のチャンスが訪れても精彩を欠き、Kリーグ王者のプライドを傷つけられた」

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　同メディアは「2023－2024年のアジア・チャンピオンズリーグエリート（ACLE）でも１勝６敗と早々に敗退し、国内サッカー界に衝撃を与えていた蔚山は、クラブW杯でも力不足だった」と嘆いた。

　また、異例のキックオフ遅延については、主力を担うGKのチョ・ヒョヌは「選手の集中力が完全に上がった状態で再び（ロッカールームに）入った。身体がたるんだ感じがした」とコメント。MFのオム・ウォンサンも「サッカーでこのような経験は初めてだ」と話している。

　蔚山は21日にブラジルのフルミネンセ、25日にドイツのドルトムントと対戦。南米と欧州の強豪を相手に金星を挙げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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