情熱的な指揮官に並々ならぬリスペクト
いよいよFIFAクラブ・ワールドカップ2025(CWC)が幕を開ける。世界各国から32クラブが参戦するビッグトーナメントを制するのは――。本稿ではパリ・サンジェルマン(フランス)、アトレティコ・マドリー(スペイン)、ボタフォゴ(ブラジル)、シアトル・サウンダーズ(アメリカ)が争うグループBを展望する。
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最もハイレベルで厳しいグループの1つと予想できる。2024-25の欧州王者であるパリSGはもちろん、アトレティコも十分に優勝を狙えるポテンシャルのあるチームだ。
そこに2024年にコパ・リベルタドーレスとブラジル・セリエAを制し二冠を獲得したボタフォゴ、地元MLSのシアトル・サウンダーズという組み合わせ。シンプルに欧州の“二強”という言葉では片付けにくい。
予想をさらに難しくするのが対戦順だ。いきなり初戦でパリSGとアトレティコが激突するので、この結果によって2試合目と3試合目の状況も大きく変わってくる。しかもパリSGは5月31日にCLファイナルを戦ってから初戦まで14日間で、シーズンオフと大会に向けた準備の取り方が、欧州勢で最も難しかったはず。
一方のアトレティコは1週間前にラ・リーガの最終節を終えており、この1週間のアドバンテージを百戦錬磨のディエゴ・シメオネ監督が活かさない道理がない。
アトレティコは、ラ・リーガで「サモラ賞」を受賞した守護神ヤン・オブラクを中心に、フランス代表のクレマン・ラングレやウルグアイ代表のホセ・ヒメネスを擁する鉄壁のディフェンスは、欧州勢でもナンバーワンの安定感を誇る。攻撃も鋭いカウンターをベースに、アルゼンチン代表のロドリゴ・デ・パウルが主な舵取り役を務めて、そこに21歳の新鋭パブロ・バリエスがアクセントを加える。
クラブの象徴的な存在であるコケも健在で、特にラ・リーガ終盤戦でのパフォーマンスは33歳という年齢を感じさせなかった。中盤の充実はシメオネ監督にとっても、嬉しい悩みだろう。
前線は抜群の機動力を誇るアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスと経験豊富なフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンというファーストセットがイメージしやすいが、ラ・リーガで半数以上が途中出場ながら20得点の大台に乗せたノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートが存在感を高めている。北中米W杯の欧州予選ではイタリアから先制ゴールを奪い、母国を3-0の勝利に導いた。アトレティコ躍進の鍵を握る、この気鋭の大型ストライカーをシメオネ監督がどう起用していくか。
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最もハイレベルで厳しいグループの1つと予想できる。2024-25の欧州王者であるパリSGはもちろん、アトレティコも十分に優勝を狙えるポテンシャルのあるチームだ。
そこに2024年にコパ・リベルタドーレスとブラジル・セリエAを制し二冠を獲得したボタフォゴ、地元MLSのシアトル・サウンダーズという組み合わせ。シンプルに欧州の“二強”という言葉では片付けにくい。
予想をさらに難しくするのが対戦順だ。いきなり初戦でパリSGとアトレティコが激突するので、この結果によって2試合目と3試合目の状況も大きく変わってくる。しかもパリSGは5月31日にCLファイナルを戦ってから初戦まで14日間で、シーズンオフと大会に向けた準備の取り方が、欧州勢で最も難しかったはず。
一方のアトレティコは1週間前にラ・リーガの最終節を終えており、この1週間のアドバンテージを百戦錬磨のディエゴ・シメオネ監督が活かさない道理がない。
アトレティコは、ラ・リーガで「サモラ賞」を受賞した守護神ヤン・オブラクを中心に、フランス代表のクレマン・ラングレやウルグアイ代表のホセ・ヒメネスを擁する鉄壁のディフェンスは、欧州勢でもナンバーワンの安定感を誇る。攻撃も鋭いカウンターをベースに、アルゼンチン代表のロドリゴ・デ・パウルが主な舵取り役を務めて、そこに21歳の新鋭パブロ・バリエスがアクセントを加える。
クラブの象徴的な存在であるコケも健在で、特にラ・リーガ終盤戦でのパフォーマンスは33歳という年齢を感じさせなかった。中盤の充実はシメオネ監督にとっても、嬉しい悩みだろう。
前線は抜群の機動力を誇るアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスと経験豊富なフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンというファーストセットがイメージしやすいが、ラ・リーガで半数以上が途中出場ながら20得点の大台に乗せたノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートが存在感を高めている。北中米W杯の欧州予選ではイタリアから先制ゴールを奪い、母国を3-0の勝利に導いた。アトレティコ躍進の鍵を握る、この気鋭の大型ストライカーをシメオネ監督がどう起用していくか。
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パリSGはこのアトレティコ戦をいかに乗り切るかで、その後の取るべき戦略も変わってくる。ルイス・エンリケ監督はバルセロナの監督時代にも対戦経験があり、情熱的な指導者であるシメオネ監督に並々ならぬリスペクトを感じているようだが、パリSGで構築してきた組織力に揺るぎない自信があるだろう。
フランス代表FWウスマン・デンベレが前線で人一倍ハードワークするチームは非常にまとまっており、CLファイナルでインテルに5-0の大勝を飾ったのもフロックではない。
一方でボタフォゴとシアトルは、どちらも是が非でも初戦に勝って、欧州勢の一角を崩すための足がかりにしたいはず。南米王者のボタフォゴはポルトガル人のレナト・パイヴァ監督が洗練されたチームを構築しており、スピードとテクニックを併せ持つイゴール・ジェズスがエースとして躍動する。
シアトルは20年以上、同クラブで指導してきたブライアン・シュメッツァー監督のもと、スロバキアの代表経験を持つアルバート・ルスナークが得点とアシストの両面で、獅子奮迅の働きを見せる。3試合すべて地元のルーメン・フィールドで戦えるアドバンテージを最大限に活かして、サプライズを起こせるか。
文●河治良幸
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一方でボタフォゴとシアトルは、どちらも是が非でも初戦に勝って、欧州勢の一角を崩すための足がかりにしたいはず。南米王者のボタフォゴはポルトガル人のレナト・パイヴァ監督が洗練されたチームを構築しており、スピードとテクニックを併せ持つイゴール・ジェズスがエースとして躍動する。
シアトルは20年以上、同クラブで指導してきたブライアン・シュメッツァー監督のもと、スロバキアの代表経験を持つアルバート・ルスナークが得点とアシストの両面で、獅子奮迅の働きを見せる。3試合すべて地元のルーメン・フィールドで戦えるアドバンテージを最大限に活かして、サプライズを起こせるか。
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