［北中米W杯アジア最終予選］日本 ６－０ インドネシア／６月10日／市立吹田サッカースタジアム

　日本代表は６月10日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の最終節で、インドネシア代表をホームに迎え、６－０で完勝を飾った。

　この一戦で、初招集のDF鈴木淳之介（21歳）とMF三戸舜介（22歳）が、３バックの左と左ウイングバックで先発。前者が攻守に圧巻のプレーを披露すれば、後者は先制ゴールをアシストし、際どいシュートも放った。

　途中出場で初キャップを刻んだMF佐野航大（21歳）とMF佐藤龍之介（18歳）も積極的に仕掛けて持ち味を発揮し、５日のオーストラリア戦でややほろ苦いデビューを飾った俵積田晃太（21歳）も、得意のドリブルから６点目に絡むなど輝きを放った。

　こうした若手の活躍を、ゲームキャプテンを務めた久保建英はどう見たのか。

「浅いとはいえ、みんな代表に入ってもおかしくないレベルの選手たちばかりだったので、代表キャリアが浅いからといって、問題とかはなかった」

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　自身も18歳の若さでA代表デビューを飾ったレフティは、「試合もすごく圧倒した内容だと思いますし、いい選手もたくさんいたので、特に僕が気負って頑張ることもなく、僕は自分のことでいっぱいいっぱいだったというか、意外とみんなに助けられていた」と明かした。

　久保より年下の人材がなかなか出てこない現状があったなか、今回は主力が大量に選外となる恩恵を受ける形で、若手が招集された。それでも、代表デビューを、しかも公式戦で果たした経験は代え難い。ここから何人が食らいついていけるか。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部

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