自分が試合に出ている意義と価値
インターハイ千葉県予選の準決勝。習志野と対戦した流通経済大柏は、2-1の逆転勝利で決勝進出を果たした。
この試合でチームを救うプレーを連発したのが、187センチのサイズと驚異的な跳躍力を誇る3年生守護神・藤田泰土だった。
開始早々の9分にPKで先制を許したが、直後の11分に左から仕掛けた習志野のFW中渡瀬統貴のシュートを横っ飛びでガッチリとキャッチ。
「立ち上がりは少し緊張していましたが、このキャッチで緊張が解けて波に乗ることができた」と振り返ったように、ここからまさに守護神の名にふさわしい躍動を見せた。
前半は的確なコーチングと背後へのボールの処理でチームを落ち着かせる。チームはアディショナルタイムにMF島谷義進とFW金子琉久が立て続けにゴールを決め、前半のうちに試合をひっくり返した。
後半、リスク覚悟で攻撃の手を強めてきた習志野に対し、2本のビッグセーブを披露した。58分、左CKからファーサイドに待ち構えていた187センチのDF石黒遥斗がヘッドで合わせる。山なりのボールはゴール左隅へ飛んだが、しっかりとボールの軌道を見ていた藤田は、一度タメてからジャンプ。伸ばした右手の指先で弾いたボールは、バーに当たってゴール前にこぼれる。これに相手がすかさず詰めるが、島谷が身体を張ってブロックした。
70分には左からのロングスローを味方がニアでそらしたボールを再び石黒がヘッドで狙う。これも完全に枠の隅を捉えていたが、藤田はコースをしっかりと見たうえで、タイミングの良い跳躍から左手を伸ばして触れると、軌道が変わったボールは右ポストに当たって外れた。
「昨日、南(雄太GKコーチ)さんに『ロングスローとコーナーキックの時に前に出られないと判断したら、後ろに下がってシュートに備えろ』と言われていたので、無闇に出て行かずに、ゴールライン上で待って、自分のタイミングを掴んで出たり、セーブしたりした方がいいよと南さんに言われたので、そこは自信を持って対応できました」
柏レイソル、横浜FC、大宮アルディージャなどで長く守護神の座を務めてきた南コーチの指示をしっかりと頭に入れて、緊迫した場面で自身の武器とリンクさせてビッグセーブへと繋げた。
この試合でチームを救うプレーを連発したのが、187センチのサイズと驚異的な跳躍力を誇る3年生守護神・藤田泰土だった。
開始早々の9分にPKで先制を許したが、直後の11分に左から仕掛けた習志野のFW中渡瀬統貴のシュートを横っ飛びでガッチリとキャッチ。
「立ち上がりは少し緊張していましたが、このキャッチで緊張が解けて波に乗ることができた」と振り返ったように、ここからまさに守護神の名にふさわしい躍動を見せた。
前半は的確なコーチングと背後へのボールの処理でチームを落ち着かせる。チームはアディショナルタイムにMF島谷義進とFW金子琉久が立て続けにゴールを決め、前半のうちに試合をひっくり返した。
後半、リスク覚悟で攻撃の手を強めてきた習志野に対し、2本のビッグセーブを披露した。58分、左CKからファーサイドに待ち構えていた187センチのDF石黒遥斗がヘッドで合わせる。山なりのボールはゴール左隅へ飛んだが、しっかりとボールの軌道を見ていた藤田は、一度タメてからジャンプ。伸ばした右手の指先で弾いたボールは、バーに当たってゴール前にこぼれる。これに相手がすかさず詰めるが、島谷が身体を張ってブロックした。
70分には左からのロングスローを味方がニアでそらしたボールを再び石黒がヘッドで狙う。これも完全に枠の隅を捉えていたが、藤田はコースをしっかりと見たうえで、タイミングの良い跳躍から左手を伸ばして触れると、軌道が変わったボールは右ポストに当たって外れた。
「昨日、南(雄太GKコーチ)さんに『ロングスローとコーナーキックの時に前に出られないと判断したら、後ろに下がってシュートに備えろ』と言われていたので、無闇に出て行かずに、ゴールライン上で待って、自分のタイミングを掴んで出たり、セーブしたりした方がいいよと南さんに言われたので、そこは自信を持って対応できました」
柏レイソル、横浜FC、大宮アルディージャなどで長く守護神の座を務めてきた南コーチの指示をしっかりと頭に入れて、緊迫した場面で自身の武器とリンクさせてビッグセーブへと繋げた。
「やっぱりここで試合に出るのは簡単なことじゃないし、出たら仲間の思いも含めて、大きな責任を伴うことだと改めて思いました」
試合後、藤田は勝利の喜びよりも、自分が試合に出ている意義と価値を口にした。この言葉の意味は非常に重かった。
藤田は今季、プレミアリーグEAST開幕戦から守護神としてチームを最後尾から支え続けているが、昨年はプレミアEASTでベンチ入りはゼロで、シーズン終盤まで6~7番手の序列だった。
だが、南コーチをはじめとして周囲の意見にしっかりと耳を傾け、自分の課題や長所を整理して、それぞれ研磨に打ち込める姿勢で成長を遂げる。選手権登録メンバーに4番手として滑り込むと、練習試合で好パフォーマンスを見せ、本戦ではセカンドGKの座を掴み取った。
チームが準優勝するなかで出番は一度も訪れなかったが、自らの力で序列を押し上げていった自信と、変わらぬ謙虚な姿勢で練習に打ち込み、今年はついに一番手の座を確保することができた。
【画像】永野芽郁も登場! 広瀬姉妹やガッキーら初代から最新20代目の月島琉衣まで「選手権・歴代応援マネージャー」を一挙公開!
試合後、藤田は勝利の喜びよりも、自分が試合に出ている意義と価値を口にした。この言葉の意味は非常に重かった。
藤田は今季、プレミアリーグEAST開幕戦から守護神としてチームを最後尾から支え続けているが、昨年はプレミアEASTでベンチ入りはゼロで、シーズン終盤まで6~7番手の序列だった。
だが、南コーチをはじめとして周囲の意見にしっかりと耳を傾け、自分の課題や長所を整理して、それぞれ研磨に打ち込める姿勢で成長を遂げる。選手権登録メンバーに4番手として滑り込むと、練習試合で好パフォーマンスを見せ、本戦ではセカンドGKの座を掴み取った。
チームが準優勝するなかで出番は一度も訪れなかったが、自らの力で序列を押し上げていった自信と、変わらぬ謙虚な姿勢で練習に打ち込み、今年はついに一番手の座を確保することができた。
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