信じがたい、悪夢のような結果となった。

　現地時間５月31日に開催されたチャンピオンズリーグ決勝で、インテルがパリ・サンジェルマンとドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナで対戦。０－５で衝撃の惨敗を喫し、15年ぶり４度目の優勝を逃した。

　開始12分で古巣対戦のアシュラフ・ハキミに先制を浴びると、20分にもデジレ・ドゥエに被弾。０－２で前半を終え、後半になんとか反撃したいところだったが、さらに３失点。大量ビハインドのままタイムアップの笛を聞き、パリSGに初制覇を許した。

　イタリアメディアは嘆きに満ちている。『Football Italia』は「インテルの悪夢。３冠の夢から空白のシーズンへ」と題した記事を掲載。次のように伝えている。

「わずか１か月前まで、ネッラズーリは３冠を夢見ており、シモーネ・インザーギ監督はクラブ・ワールドカップを含む４冠の可能性さえ示唆していた。しかし、コッパ・イタリアの準決勝で宿敵ミランに敗れたのが終わりの始まりだった。その数日後、ホームでローマに０－１で敗れ、ナポリにセリエAの首位を抜かれた。今夜のミュンヘンでのショッキングな結果は、ネッラズーリがトロフィーなしでシーズンを終えることを意味する」
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　また、『Gazzetta dello Sport』は「インテル、これは悪夢だ！」と見出しを打ち、酷評している。

「チャンピオンズリーグの決勝がこのような結末を迎えたことはなかった。インテルにとっては、今年、そして史上最悪の試合か？スクデット、コッパ・イタリア、スーパーカップを失い、シーズン全体で最も重要な試合だった。３月のフェイエノールト戦の後、インザーギは３冠を示すために３本の指を立てた。彼に残されたのは拳だけだ」

　同紙はさらに「ネッラズーリの崩壊」「インザーギの選手交代は説得力がない」とも綴った。フランス王者が歓喜に沸くのを横目に、イタリアの名門はあまりに屈辱的な瞬間を迎える羽目になった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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