去就が注目されているレアル・ソシエダの久保建英には、アーセナルやリバプールからの関心が取り沙汰されている。

　リバプールは獲得競争から撤退したとの情報もあるなか、この日本代表MFを狙っている強豪クラブは、イングランド勢だけではないようだ。

『PASION FUTBOL』は５月31日、「アトレティコ・マドリー、シメオネ監督が夏の大型補強を計画、ラ・リーガのスター選手をターゲットに」と見出しを打った記事を掲載。「ディエゴ・シメオネ監督はアトレティコの攻撃力を強化したいと考えており、スペインで傑出した選手の一人に狙いを定めている」と伝えている。

「アトレティコ・マドリーは不安定なシーズンを終え、すでに夏の移籍市場を見据えている。ディエゴ・シメオネ監督はチームがリーガとチャンピオンズリーグの両方で再び競争力を発揮できるよう、チーム編成を刷新することを決意している」

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　同メディアは、この名将の最優先事項は、攻撃陣の強化だと指摘。「アルゼンチン指揮官は、今シーズンはアタッカー陣の層が薄かった時期があったと考えており、それを改善するためのターゲットをすでに特定している」とし、こう続けている。

「アトレティコが注目しているのは、ソシエダで活躍し、かつてはレアル・マドリーに所属していたクボだ。この日本人ウインガーは、そのスピード、ドリブル、そしてサイドでの絶え間ない攻撃力で知られ、今シーズンのラ・リーガで最も活躍した選手の一人だ」

　記事は「まだ23歳のクボは、ヨーロッパで最も輝かしい若手の一人と目されている。シメオネ監督は、アントワーヌ・グリエーズマンを擁する前線にクボを完璧な補強として位置づけている」とし、こう締め括っている

「アトレティコは他クラブに先駆けて久保の獲得に迅速に動きたいと考えている。もし移籍が実現すれば、シメオネ監督は質の高い補強により、国内および欧州のタイトル獲得に向けて更なる飛躍を遂げることになるだろう」

　スペイン３強の一角で、CLにコンスタントに出場できるアトレティコは魅力的な新天地と言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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