北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、グループC最下位の中国代表は、５日にアウェーでインドネシア、10日にホームでバーレーンと対戦する。自動出場権獲得の２位以内の可能性はなくなり、３、４位が回るプレーオフ進出を目ざしている。

　最大のライバルとなるのが、勝点差３で４位のインドネシアだ。中国が５日に直接対決で勝つのが大前提で、最終節のバーレーン戦にも勝利し、インドネシアが日本とのアウェーゲームを落とせば、逆転できる。

　そのため、中国国内では、日本代表に対する期待が高まっている。通常であれば、首位を独走する日本がインドネシアとのホームゲームで勝つ可能性は高いものの、すでにワールドカップ出場を決めているうえ、多くの主力を招集しなかったため、不安視する声もある。

　そんななか、中国のポータルサイト『捜狐』は５月26日、「日本の選手リスト公開によりインドネシアが壊滅する可能性がある」と題した記事を掲載。森保ジャパンの“主力不在”をむしろ歓迎した。

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「日本のメンバーリストには、ヨーロッパでプレーしている選手が18人おり、そのうち８人は５大リーグのチームでプレーしている。今回、日本代表に選ばれている選手は基本的に控えであり、セカンドチームとも言える」

「だが、日本の控え選手たちはホームでのインドネシア戦で必死にプレーするだろう。日本代表としてはあまり試合に出場していないなか、今回、重要な公式戦で出場する機会を得た。彼らはこの貴重な機会をきっと大切にするだろう」

　同メディアは、「もし日本がアウェーでのオーストラリア戦に引き分けか敗北だった場合、６月10日にホームに戻った時、インドネシアに大勝する可能性が高くなる。オーストラリア戦ですでに威厳を失っているのに、より弱いインドネシアとのホーム戦でまた『威厳を失う』となれば、日本のサポーターは納得しないだろう。アジアトップの座をイランに譲ることにさえなるかもしれない」と主張した。

「そのため、インドネシアは日本でのアウェーゲームで『壊滅的に叩きのめされる』可能性が高い」