ウェンブリーでシティを1-0撃破
クラブ創設から165年目。クリスタル・パレスがついに歴史を塗り替えた。“サッカーの聖地”ウェンブリー・スタジアムで行なわれたFAカップ決勝で、同クラブがマンチェスター・シティを1-0で撃破。クラブ史上初となる国内主要タイトルの栄冠を手にした。
日本代表MF鎌田大地は先発フル出場で勝利に貢献。激闘を戦い抜いたサムライ戦士が、試合後に語った誇りと喜びとは──。
――◆――◆――
1861年創立――160年を超える歴史を持ちながら、これまで主要タイトルに縁のなかったクリスタル・パレスが、ついにその壁を打ち破った。
5月17日に“サッカーの聖地”ウェンブリー・スタジアムで行なわれたFAカップ決勝。日本代表MF鎌田大地の所属するパレスはマンチェスター・シティを1-0で下し、悲願の国内初タイトルを手にした。
3-4-2-1のセントラルMFとして先発した鎌田も、攻守両方で奮闘した。試合後、サムライ戦士は首に優勝メダルをかけて取材エリアに現われ、次のように話した。
「パレスのようなクラブでタイトルを獲得するのは、ほんと奇跡のようなもの。ビックラブでこういう決勝の舞台に立つのと全然違う。本当に嬉しい。
僕ら選手以上に、ファンの方たちにとっての方がメモリアルな一日になったと思います。英国の歴史ある大会で、タイトルを取るのは簡単なことではない。ファンの人たちには、初めての大きなタイトルになる。一生語り継がれる日になるだろうし、自分としても最初のタイトルに関われたのはすごく誇りに思います」
日本代表MF鎌田大地は先発フル出場で勝利に貢献。激闘を戦い抜いたサムライ戦士が、試合後に語った誇りと喜びとは──。
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1861年創立――160年を超える歴史を持ちながら、これまで主要タイトルに縁のなかったクリスタル・パレスが、ついにその壁を打ち破った。
5月17日に“サッカーの聖地”ウェンブリー・スタジアムで行なわれたFAカップ決勝。日本代表MF鎌田大地の所属するパレスはマンチェスター・シティを1-0で下し、悲願の国内初タイトルを手にした。
3-4-2-1のセントラルMFとして先発した鎌田も、攻守両方で奮闘した。試合後、サムライ戦士は首に優勝メダルをかけて取材エリアに現われ、次のように話した。
「パレスのようなクラブでタイトルを獲得するのは、ほんと奇跡のようなもの。ビックラブでこういう決勝の舞台に立つのと全然違う。本当に嬉しい。
僕ら選手以上に、ファンの方たちにとっての方がメモリアルな一日になったと思います。英国の歴史ある大会で、タイトルを取るのは簡単なことではない。ファンの人たちには、初めての大きなタイトルになる。一生語り継がれる日になるだろうし、自分としても最初のタイトルに関われたのはすごく誇りに思います」
試合は、拮抗した展開となった。
16分、パレスが先制。そこからは圧倒的な攻撃力を誇るシティの猛攻を凌ぐ展開となった。英BBC放送によれば、シュート数はシティの23本に対し、クリスタル・パレスは7本。ボール保持率ではシティが78.3%と圧倒したにもかかわらず、パレスは集中力を切らさず1点を守り抜いた。
そのなかで、鎌田も光った。56分には、ポルトガル代表MFベルナルド・シウバのシュートを渾身のブロック。先制点の場面でも、それまで守備に忙殺されていた鎌田が「セカンドボールを拾うため」にポジションを前に押し上げ、ジャン=フィリップ・マテタにリターンパスを供給した。
この場面で、前方に位置取りを上げた鎌田は、「味方のディフェンダーがロングボールを蹴ると思った」と予想したという。鎌田の判断は的中。ここからパレスはカウンターを発動し、エベレチ・エゼの決勝ゴールにつながった。
試合終盤は、鎌田が「サンドバックのようだった」と形容するほど猛攻にさらされたが、GKディーン・ヘンダーソンのファイセーブを中心に死守。チーム全体で1点を守りきり、歓喜の瞬間を手繰り寄せた。
今回の決勝で特に印象に残ったのが、サポーターやクラブ番記者の熱狂ぶりだ。
筆者の席の隣には、地元メディア『インサイド・クロイドン』の記者が座っていた。エゼのゴールが決まった瞬間、こちらが思わず身構えてしまうほどの大声を上げ(というより悲鳴に近かった)、鎌田のシュートブロックの場面でもゴールシーンのように絶叫していた。ハーフタイムには落ち着かずにあちこち歩き回り、後半終盤には試合をまともに見られないほど緊張していた姿が印象的だった。
【レア画像】超名門本拠地の普段は見られない場所も!ピッチ上とは違う表情…サムライ戦士のスタジアム入りショット!イヤホンはワイヤレス派?コード派?
16分、パレスが先制。そこからは圧倒的な攻撃力を誇るシティの猛攻を凌ぐ展開となった。英BBC放送によれば、シュート数はシティの23本に対し、クリスタル・パレスは7本。ボール保持率ではシティが78.3%と圧倒したにもかかわらず、パレスは集中力を切らさず1点を守り抜いた。
そのなかで、鎌田も光った。56分には、ポルトガル代表MFベルナルド・シウバのシュートを渾身のブロック。先制点の場面でも、それまで守備に忙殺されていた鎌田が「セカンドボールを拾うため」にポジションを前に押し上げ、ジャン=フィリップ・マテタにリターンパスを供給した。
この場面で、前方に位置取りを上げた鎌田は、「味方のディフェンダーがロングボールを蹴ると思った」と予想したという。鎌田の判断は的中。ここからパレスはカウンターを発動し、エベレチ・エゼの決勝ゴールにつながった。
試合終盤は、鎌田が「サンドバックのようだった」と形容するほど猛攻にさらされたが、GKディーン・ヘンダーソンのファイセーブを中心に死守。チーム全体で1点を守りきり、歓喜の瞬間を手繰り寄せた。
今回の決勝で特に印象に残ったのが、サポーターやクラブ番記者の熱狂ぶりだ。
筆者の席の隣には、地元メディア『インサイド・クロイドン』の記者が座っていた。エゼのゴールが決まった瞬間、こちらが思わず身構えてしまうほどの大声を上げ(というより悲鳴に近かった)、鎌田のシュートブロックの場面でもゴールシーンのように絶叫していた。ハーフタイムには落ち着かずにあちこち歩き回り、後半終盤には試合をまともに見られないほど緊張していた姿が印象的だった。
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