彼こそJ1制覇へのキーマンか? 浦和レッズのリーグ5連勝を支える“背番号77の献身”

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年05月04日

東京V戦でのスプリント回数は…

東京V戦でアグレッシブなプレーを見せた金子。写真:滝川敏之

画像を見る

 2025年5月3日、浦和レッズが東京ヴェルディに2-0と勝利。9年ぶりのリーグ5連勝を飾り、首位の鹿島アントラーズに勝点3差の2位に浮上した。

 約2か月前の柏レイソル戦で組織としてほとんど機能していなかった浦和が、東京V戦では攻守の歯車が噛み合ったサッカーを展開。なかでも目を引いたのはボールを奪ってからの攻撃手段で、4-2-3-1システムの前線4枚(CFの松尾佑介、トップ下の渡邊凌磨、2列目右の金子拓郎、同左のマテウス・サヴィオ)のアクションが印象深かった。

 前からの効果的なプレッシングで守備にも貢献したこの4人はオフェンスに切り替わるとオフ・ザ・ボールの局面でもそれぞれ精力的に動き、相手を撹乱。見事なドリブルから先制弾を突き刺した松尾、技ありミドルで追加点を奪った渡邊、迫力満点のドリブルで局面を前に進めたM・サヴィオはもちろん、果敢な裏抜けで攻撃に奥行きをもたらした金子の献身が素晴らしかった。

 抜群の走力で何度も、何度も敵最終ラインの裏を駆け抜ける。オフサイドになろうが、消極的になることなく、相手にプレッシャーを与え続けた。ゴールこそなかったが、この日のスプリント回数は松尾の21回に次ぐチーム2位の18回。東京Vのスタミナを奪ううえで、この背番号77の働きは見逃せなかった。
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える”タレント&モデルの妻たち”

 そんな貢献を金子自身はどう捉えているのか。本人に訊くと、「いや、貢献している意識はありません」と言いつつ、次のように続けた。

「点を取るために裏抜けは絶対に必要。浦和にはボールを出してくれる選手が多くて、タイミングさえ合えば抜け出せるシーンがありました。あとは合わせられるかなので、引き続き自分も受け手になりつつ、出し手にもなりたいです。両方できるのが自分の強みなので」

 チームメイトとの連係がより磨かれれば、金子こそリーグ優勝へのキーマンになるかもしれない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【記事】「モドリッチがキレてる」何があった?久保建英が39歳マドリー主将と口論! 激昂した名手に首根っこを掴まれる衝撃シーンにネット騒然!「喧嘩してる」

【画像】絶世の美女がずらり!C・ロナウドの“元恋人&パートナー”たちを年代順に一挙公開!
【関連記事】
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える”タレント&モデルの妻たち”
やはり、ただ者ではない。“日本代表元10番”が7試合ぶりのJ1出場でいきなり無回転FKを披露「新しい蹴り方をチャレンジしていて…」
絶望的なパフォーマンスだった柏戦から2か月、なぜ浦和レッズは見違えるように強くなったのか【日本代表経験者の証言】
【画像】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの“元恋人&パートナー”たちを年代順に一挙公開!
「韮崎高校でオール5でしょ」元チームメイトが明かす中田英寿の凄さ。ただ、彼の強パスを巡って「チーム内でバチバチ言い合いになった」意外な真実も

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ