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鹿島の濃野公人に心酔。矢板中央の右SB永井健慎は、ゴリゴリのフィジカルとテクニカルなドリブルで輝き放つ

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年04月28日

ファーストタッチで剥がして加速

矢板中央で2つの武器を磨き続ける永井。写真:安藤隆人

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 矢板中央と言えば、屈強なフィジカルを誇り、正確なキックと攻守の切り替えの速さ、球際の強さ、労を惜しまぬハードワークができる選手の育成に定評がある。これまで富山貴光(大宮)、稲見哲行(東京V)、松井蓮之(仙台)、白井陽貴(長崎)、大畑凛生(法政大/清水内定)など多くのJリーガーを輩出している。

 そして今年のチームの象徴的な存在となっているのが、キャプテンの右サイドバック永井健慎だ。

 177センチのサイズで太い首と分厚い胸板、がっしりとした下半身。見るからに対人が強く、ハードマークができる選手に映るが、彼の武器はそれだけではなく、華麗な足技のドリブルも兼ね揃えている。

 その技術レベルの高さを証明したのが、昨年度の選手権1回戦・岡山学芸館戦だった。【3-4-1-2】の右ウイングバックで先発した永井は、1-0で迎えた77分、右タッチライン付近でボールを受けると、鮮やかなダブルタッチでマークに来た2人の間を打ち抜き、さらにペナルティエリア内でもスピードに乗った状態でもう1人のDFを鋭い切り返しでかわすと、中央でフリーのFW堀内凰希へ横パス。これを堀内がダイレクトで蹴り込んだ。

 圧巻の3人抜きドリブルにフクダ電子アリーナはどよめいた。そしてキャプテンになった今年、プリンスリーグ関東1部の第4節・帝京戦でも、岡山学芸館戦でのプレーを彷彿させる鮮やかなドリブルで決勝弾を演出した。
 
【4-4-2】の右サイドバックに入った永井に対し、帝京はFWの宮本周征を左サイドハーフに起用して、永井の攻撃参加を封じる手を打ってきた。前半は守備がメインとなったが、宮本と何度もバチバチのマッチアップを見せて、無失点に貢献する。

 そしてスコアレスで迎えた84分、右タッチライン付近で横パスを受ける際、寄せてきた帝京MF西島廉人をファーストタッチで剥がして加速。進路を塞いできたDF田中菱を高速シザーズからの左アウトサイドタッチでかわし、さらにその瞬間に奪いに来た西島をもう一度、左アウトサイドタッチでかわして顔を上げた。

「ファーに岡(琉生)がフリーで走り込んでいるのが見えた」と、左足で山なりのクロスを送り込んだ。これを岡がヘッドで折り返し、最後はMF金井大翔がダイビングヘッドでゴールに突き刺した。

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