2025年4月20日、埼玉スタジアム2002で浦和レッズが横浜F・マリノスに3-1と勝利した。一時は2-0とリードしながら59分に1点を返され(山根陸のゴール)、嫌なムードも漂った。それでも88分、ダニーロ・ボザのヘッド弾で再び突き放して試合を決めている。
ボザのゴールをアシストしたのが原口元気。左サイドからスピーディかつ絶妙なクロスを上げてボザのゴールをお膳立てした。
浦和復帰2年目の今季はJ1リーグの12試合に出場して先発がわずか1回と出番に恵まれていないが、横浜F M戦ではここぞという場面で大仕事をやってのけた。試合後、原口は途中出場の難しさを次のように説明している。
「勝っていて最後の30分間は、心理的に全然、試合の入り方が違ってくるから、その難しさがある。味方がどれだけ疲れているかも読みながらプレーしないといけないので、これだけ経験があるけど、それでもピッチ上でしっかり判断をしないといけない」
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ボザのゴールをお膳立て
日本代表で無双時代もあったアタッカーである。過去の実績を考えれば、まだまだこんなものではないだろう。
今は脇役的な役割の原口がいずれ主役級のパフォーマンスをしてくれるだろうことを、期待したい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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